キク科 セネシオ属 ピーチネックレス
ピーチネックレスは、桃のような雫型の葉が蔓に沿ってネックレスのように連なります。「ネックレス」という名前がつく蔓状の多肉植物にはいくつか種類があり、三日月、ピーチ、グリーン、ルビーなどそれぞれ葉の形に個性があって変化を楽しむことができます。蔓が下に垂れるように育つので、ハンギング用の鉢に植えることをおすすめします。
特徴
ピーチネックレスの原産地はアフリカで、暑さ寒さに比較的強いです。成長のスピードは普通で、下に垂れるように伸びます。春には成長点から花芽が伸び、白いふわふわとした花が咲きます。
季節型
春秋型で、気候が穏やかな春と秋に成長し、気候が厳しくなる夏と冬は休眠します。
育て方
乾燥に強く、蒸れと過湿に非常に弱い品種です。特に、梅雨と夏場は注意が必要です。夏の強い日差しや直射日光が苦手ですが、全く日光の当たらない日陰でも枯れてしまいます。一年を通して半日陰で育てると良いでしょう。屋外であれば、午前中だけ日が当たるような場所、室内であれば、カーテン越しにやわらかな光が当たる場所が理想的です。
・春と秋は、成長の季節です。日当たりと風通しのよい場所で育てます。水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。この時期は水をよく欲しがります。与えれば与えただけ大きくなるでしょう。
・夏は、直射日光を避け日陰か半日陰の風通しの良い場所に移動させます。水やりは、断水を心がけ、葉に元気がなくなってきたら、夕方の時間帯に、土の表面が濡れる程度にサラッと与えましょう。
・冬は、日当たりのよい風通しのよい場所で育てます。寒さには強く、マイナス1~2度まで耐えることができます。水やりは、月に1~2回を目安に、土の表面が濡れる程度に与えます。この時期はあまり水を吸わないため、土の表面が乾きにくく根腐れが起こりやすくなります。長く土が湿っているようであれば、水やりの頻度や量をさらに減らしましょう。
注意
ピーチネックレスは、蔓状に成長する分、地面との接点が多く湿度に弱いです。また、多肉植物らしからぬ見た目から一般の植物と同じようにたっぷりと水やりをしてしまい枯らしてしまうケースも多いようです。葉が乾燥してから水やりをしても遅くはないので、乾燥気味に育てることを意識しましょう。
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