伸びすぎた多肉植物「徒長」の原因と対策を知ろう!

多肉植物の疑問
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伸びすぎた多肉植物「徒長」の原因と対策を知ろう!

多肉植物を育てていると、茎だけが細長く伸びてしまうことがあります。
見た目が悪くなるのはもちろん、植物自体が弱くなったりと良いことがありません。
徒長の原因は何か、対策や対処法を知ってきれいな状態を保てるようにしましょう。

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伸びすぎることを「徒長」という

ほとんどの多肉植物は、茎に葉と葉が隙間なく生えています。葉と葉の間隔があいて茎だけが伸びた間延びの状態を「徒長」といい、見た目もひょろっとした弱々しいものになってしまいます。

そもそもなぜ伸びすぎる?

茎が伸びすぎて徒長してしまう原因は、主に日照不足や水のやりすぎです。

日照不足なのか?

日照不足になると、多肉植物が太陽の光を求めて上に上に伸びていくので、茎だけが伸びた間延びの状態になってしまいます。夏の直射日光を避けて日陰で管理していたら、徒長してしまったということも珍しくありません。

水やりなのか?

多肉植物の葉にはもともとたくさんの水分が蓄えられているため、水を与えすぎると茎に吸収されます。特に成長の早い品種は吸収する速度も早いので、茎だけがどんどん伸びてしまいます。

他にも、狭い場所に植えていて日光があたらなかったり、肥料の与えすぎで成長バランスを崩してしまうと徒長することがあります。

伸びすぎた時の対処法は?

多肉植物の茎が伸びすぎてしまった場合は、切り戻しという方法で整えることができます。

切り戻しのやり方

徒長した茎を剪定ハサミでカットして、下の方についている葉を取り外します。土に植えやすいように茎の長さを調整したら、数日間乾燥させましょう。
乾燥させた茎を、挿し木のやり方と同様に土に植えてください。
茎から外した葉は葉挿しで増やすことができるので、土の上に並べておくと良いでしょう。

切り戻しをする場合は、それぞれの成長期か春や秋などの気候の良いときにおこなうようにしてください。

伸びすぎないための育て方のコツ

徒長させないためには、日光をしっかりあててあげることが必要です。
夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうので半日陰に置きますが、それ以外の季節は日光にあててあげましょう。多肉植物の理想的な姿を保つためには、1日最低でも4~5時間程度日光にあてる必要があると言われています。

水やりはそれぞれの品種と季節によってやり方が異なるので、育てている品種の特徴を知ることが大切です。植物の状態と日光とのバランスを見て、与えるようにしてください。

成長期などに肥料を与える場合は、量を守って与えすぎには注意しましょう。水やりと同様に与えた分だけ吸収するので、与えすぎると徒長の原因になります。

徒長した多肉植物は、しっかりと日光にあたっている多肉植物に比べて、夏の暑さや冬の寒さに弱くなってしまう傾向があります。一年を通して、日光のあたり具合や水やりの回数には気を配るようにしてください。

まとめ

徒長した多肉植物は、本来であれば影響がない暑さや寒さでダメージを受けてしまいます。徒長していない多肉植物に比べて弱くなってしまうので注意してください。
徒長させないためにも、日ごろからしっかりと日光をあててあげましょう。最低でも1日4~5時間あてる必要があると言われています。
しっかりと日光にあてていれば葉と葉の間に隙間はできないので、隙間ができてきたら日照不足を疑ってください。

水をやりすぎると根腐れを起こすということはよく聞きますが、徒長の原因にもなるので注意しましょう。それぞれの季節型によって与え方は変わってきますが、土が湿っている状態が続かないようにしてください。

徒長してしまった場合は、見た目の改善と植物への負担を減らすためにも、切り戻しで短く整えましょう。切り戻しをおこなう場合は夏・冬は避けて、成長期や春・秋などの気候の良いときを選んでください。

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