グリーンネックレスの育て方と特徴は?

セネシオ属
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ハンギングが似合う「グリーンネックレス」きれいに育てるコツは?

グリーンネックレスは、インテリアグリーンとして高い人気を誇り、園芸店やホームセンターだけでなく、雑貨店などでも多く販売されています。
ハンギングでおしゃれに育てられているのをよく見かけますが、多肉植物のなかでも少し難しい面があり、手入れにコツが必要な品種です。

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特徴

グリーンネックレスは、名前の通り緑の丸い粒が連なって生えており、垂れ下がった姿が印象的なキク科・セネシオ属の多肉植物です。まんまるな粒の見た目から「緑の鈴」という別名でよばれることもあります。
原産地は南西アフリカの砂漠地帯で、雨が少ない環境に自生しているため、丸い葉にはたくさんの水分が蓄えられています。

うまく成長すると、秋から冬にかけて小さな白い花が咲きます。花はキク科特有の筒状花(とうじょうか)という構造になっており、小さな5枚の花びらが筒状に合わさってできた特殊な形の花です。

乾燥した環境を好み、寒さにも比較的強い性質がありますが、湿気が多い夏の暑さには弱いなど注意しなければいけないポイントがいくつかあります。

 

グリーンネックレス

グリーンネックレス

季節型

寒さに比較的強いグリーンネックレスですが、春や秋に成長する春秋型の品種です。夏や冬は成長が止まり休眠期に入ります。

育て方

一年を通して風通しの良い明るい場所を好みますが、直射日光や夏の西日を嫌います。
強すぎる日光は葉焼けをおこして傷む反面、日照不足も葉の色が悪くなったり、つるだけが伸びる間延びの状態になるので、置き場所は日のあたり具合をよく見て選んでください。
風通しが良く明るい場所であれば、室内・室外どちらでも育てることができます。

グリーンネックレスは、水のやり方が最大のポイントというくらい大切で、間違ったやり方を続けると枯れてしまうことがあります。季節ごとの適したやり方を参考に、植物の状態を見ながら与えてあげてください。
土は多肉植物・サボテン用などの水はけのよい土を選びましょう。

・春
春はグリーンネックレスの生育期にあたります。良く日のあたる場所に置き、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。受け皿に水が溜まっていると根腐れをおこして枯れてしまう原因になるので、水やり後は必ず確認してください。
植え替えをする場合は、この時期におこないましょう。
砂漠地帯が原産地ということから肥料はあまり必要としませんが、与えると葉の色をよりきれいにすることができます。肥料を使う場合は、薄めた液体肥料や緩効性肥料を少量与えましょう。

害虫がつきにくいグリーンネックレスも、春から夏にかけて乾燥している状態が続くとアブラムシなどが発生します。もし発見したらピンセットなどで取り除くようにしてください。数が多い場合は、市販の薬剤を散布しても良いでしょう。

・夏
夏はグリーンネックレスにとって注意が必要な季節です。
成長が止まり休眠期に入るので、手入れは最小限におさえましょう。
直射日光や西日のあたる場所に置いていると、葉が変色したり傷んでしまう原因になります。室内であればレースカーテン越しの柔らかい光があたる場所、室外であれば明るい日陰で管理してください。
水やりは土が完全に乾いてから数日あけておこないます。日中の暑い時間帯を避けて、暑さが落ち着いた夕方以降に少量与えてください。水分が長時間残ってしまうと、蒸れて根腐れを起こしてしまうので、風通しにも気を配りましょう。

・秋
秋は春と同様に生育期にあたります。
夏の日差しが和らいだ10月頃からは、徐々に日光をあててあげましょう。
土が乾いたらたっぷりと水やりをし、風通しの良い場所で管理してください。
秋も植え替えは可能ですが、冬の休眠期までにはしっかり根が張るように、早めに済ませておきましょう。

・冬
寒さには比較的強いですが、3度を下回るようであれば、室内で管理してください。氷点下になる地域では、水分を蓄えた葉が凍ってしまう場合があるので注意しましょう。
水やりは土が完全に乾いてから時間を空けて与えます。休眠期なので月1回程度で大丈夫です。

 

注意ポイント

グリーンネックレスは砂漠地帯が原産地のため、乾燥に強く湿気に弱い性質があります。一年を通して風通しの良い場所で管理し、適度に日光にあててあげましょう。
夏の直射日光や西日をあてると、葉焼けをおこしたり葉が溶けてしまうことがあるので、日光のあたり具合はよく見ておきましょう。

水やりはグリーンネックレスをきれいに育てるための重要な部分です。春と秋は土が乾いたらたっぷり与え、夏と冬はできるだけ控えましょう。特に夏は、水を与えすぎると鉢の中が蒸れて、すぐ根腐れをおこしてしまいます。

害虫はあまりよらない品種ですが、春から夏にかけて乾燥しているとアブラムシがつくことがあります。発見したら放置せず、ピンセットで取り除くか市販の薬剤を散布して駆除してください。

寒さに比較的強い品種ですが、3度を下回る場合や雪・霜が降る地域は、室内で管理するようにしましょう。葉には水分をたくさん蓄えているため、凍傷のような状態になる場合があります。

おしゃれな見た目から人気のあるグリーンネックレスですが、ポイントをおさえていないと枯らしてしまう可能性が高い品種です。
ご紹介したポイントをおさえて、きれいで元気なグリーンネックレスを育ててください。

 

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