多肉植物 サイウンカクの特徴と育て方は?

サイウンカク トウダイグサ属
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多肉植物 サイウンカクの特徴と育て方は?

サイウンカクは、サボテンのようなユニークな見た目の多肉植物です。
見た目の特異さに反して育てやすいことから、インテリアグリーンとしても人気があります。

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+特徴

サイウンカクは、トウダイグサ科トウダイグサ属の品種で、西アフリカや中央アジアを原産地とします。
乾燥地帯に自生しており、サボテンのような見た目をしていることからサボテンとして販売されていることもありますが、正確にはユートフォルビアの仲間の多肉植物です。

自生地では3m程度の大きさにまで成長することもあり、高く構えた建物を指す「閣」を用いて「彩雲閣」という漢字で表されることもあります。
また、樹液が白いことから、「ミルクツリー」という別名が付いています。
この白い樹液は毒性があり、素手で触れると炎症をおこす可能性があるため注意が必要です。
とくに、小さなお子様やペットがいるご家庭では、手の届かない所で育てるようにしてください。

サイウンカクは、角ばった茎に葉をたくさん付け、葉と葉の間にはトゲがあるのが特徴です。
サボテンと間違えられるのも、トゲや角ばった茎部分が原因と言えるでしょう。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
しっかりと日光をあてた方が丈夫な株に育ちますが、直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土が完全に乾いてから数日開けて与えます。
底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
肥料を与える場合は、この時期に緩効性化成肥料を与えると良いでしょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
春・夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしていきましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さには弱いため室内で管理しましょう。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
窓際などに置く場合は、朝晩の温度変化に注意が必要です。

休眠期にあたるので水やりは控えめに、月1回程度で良いでしょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
肥料も必要ありません。

サイウンカク

出典:https://item.rakuten.co.jp/

+病気と害虫

サイウンカクは、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

サイウンカクは明るい場所を好みますが、直射日光をあてると葉焼けをおこすことがあります。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、適度に遮光できる場所で管理してください。

また、寒さには弱いため、室外で管理している場合も冬場は室内に移動させた方が安心です。
急な温度変化も苦手とするため、窓際などに置く場合は注意しましょう。

水やりは基本的に土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎると根腐れをおこしてしまうので、様子を見ながらにしましょう。
もともと乾燥地帯で生息している品種のため、乾燥に強い性質を持ちます。
一年を通して乾燥気味を心がけましょう。

樹液は毒性があるため、手入れの際は手袋を付けるなど、素手で触らないように注意してください。

+一般的な価格(販売価格)

サイウンカクはサイズによって価格が変わりますが、小さめのサイズであれば1,000円前後で購入可能です。
大きいサイズになると1万円を超えるものもあるため、置き場所や好みから選ぶと良いでしょう。

サボテンのような見た目がユニークなサイウンカク。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

 

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