観葉植物 アリッサムの特徴と育て方は?

アリッサム 種類
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観葉植物 アリッサムの特徴と育て方は?

アリッサムは、一つの茎から小さい花をたくさん咲かせる植物です。
花束のような可愛らしい見た目をしており、育てやすいことから初心者、ベテラン問わず人気を集めています。

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+特徴

アリッサムは、アブラナ科アレチナズナ属の品種で、原産地は地中海沿岸です。
3~5月にかけて一つの茎にたくさんの小さな花を咲かせ、まるでブーケのような可愛らしい姿が楽しめます。

同じアブラナ科の「スイートアリッサム」と混同されやすく、スイートアリッサム=アリッサムとして販売されていることもありますが、全く別の品種です。
スイートアリッサムの学名は「Lobularia maritima」ですが、アリッサムはそのまま「Alyssum」と表記されます。
また、スイートアリッサムがピンクや紫、白の花をつける一年草なのに対し、アリッサムは黄色の花のみの多年草です。
園芸店などではアリッサムを「宿根アリッサム」などと表記して販売していることもあります。

アリッサムという名前は、ギリシャ語の「狂気しない」という言葉からきているようです。
かつて、アリッサムは狂犬病の治療に使われていたとされ、「a=ギリシャ語で否定の意味」「lyssa=狂犬病」の2つを組み合わせた造語と言われています。

育てやすく、手軽に可愛らしい花が楽しめることから、ガーデニング初心者・ベテラン問わず人気です。
お庭などに植えると、絨毯のように咲き広がってくれるので、華やかにしたい方にはぴったりの植物と言えるでしょう。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日照不足になると花が上手く咲かないこともあるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内でも育てられますが、日照不足になると花がきれいに咲かない可能性があるため、室外で育てるのがおすすめです。

水やりは土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
また、水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないようにしてください。
乾燥した環境を好む性質があるため、与えすぎには注意しましょう。

肥料は、春と秋に緩効性化成肥料や液体肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しが良く、直射日光のあたらない半日陰で育ててください。
暑さに弱いため、株の状態はこまめに確認しておきましょう。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く、明るい場所で育てます。
夏場に半日陰で育てていた鉢を、徐々に日当たりの良い場所へ移動させましょう。
いきなり強い日光をあてると傷んでしまうため、徐々に慣れさせるのがポイントです。

・冬
風通しが良く、明るい場所で育てます。
耐寒性は比較的強く、室外でも冬越しできますが、霜や雪にあたると枯れてしまうため注意が必要です。
軒下に置くなど、防寒対策をしておきましょう。
寒さが厳しい地域では、室内に移動させるのも安心です。

水やりは、土が乾いたら与えますが、寒さで鉢内に残った水分が凍らないよう注意してください。
日中の暖かい時間帯に少量与えましょう。

アリッサム

 

+病気と害虫

アリッサムは、ハダニなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

また、多湿が原因の苗立枯病や菌核病になることがあります。
風通しが悪い環境で育てているとなりやすい病気なので注意しましょう。

 

 

+注意ポイント

アリッサムは、日光がしっかりと取り込める明るい場所を好みます。
日照不足になると花芽をつけなかったり、きれいに咲かない可能性があるため注意しましょう。
ただし、夏場の強い日光は苦手とするため、適度に遮光できる明るい日陰で育ててください。
また、冬場の霜や雪にあたると株が傷んで枯れてしまうため、防寒対策も忘れず行いましょう。

水やりは、土が乾いたら与えますが、乾燥気味を好むため与えすぎないように注意が必要です。
与えすぎて多湿の状態が続くと、病気を発症してしまうことがあります。

+一般的な価格(販売価格)

アリッサムは、小さめのポット苗であれば1つ500円以下で購入可能です。
広い範囲を絨毯のように覆いたい場合は、複数の株を購入して植えると良いでしょう。

こんもりと咲く黄色い花が可愛らしいアリッサム。
空間を明るく華やかに演出してくれるので、ぜひ育ててみてください。

 

 

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