お花屋さんや園芸ショップなどでみかける多肉植物とサボテン。果たして同じ仲間なのだろうか?見た目は同じ仲間に見えるけど・・・育て方なども同じなのかをあばきます!
同じ仲間なのか?
見た目は似てる植物同じ仲間かというと そもそもサボテンが多肉植物の一種です。ですから仲間なんですね。じゃ、何故お店では多肉植物とサボテンと分けているか?
簡単にいうと園芸ショップなどの計らいで 分けてる方がお客さんが見分けやすってことです。混ぜて売ると多分皆さんは、棘があるのがサボテン ないものが多肉植物と分けてしまいますよね?でも、棘のある多肉植物などもあるので間違えてしまいます。
それでは区別する方法を お教えします!
多肉植物とは・・・
多肉植物(多汁植物)は、葉や茎が肥大してるのが特徴で、葉、茎もしくは根の内部で水分 養分を貯める組織(柔組織)が発達した植物の総称。主に中南米やアフリカ南部の乾燥地域に生えているため 水や栄養をため込むようになったとされてます。
沢山の種類があり原種だけでも1万5千種以上と言われています。今なお品種は増えているといわれます。
サボテンとは・・・
サボテン(仙人掌)は、多肉植物のサボテン科に属しています。アメリカ メキシコ 中米が主な原産地です。乾燥地の砂漠 雨量の少ない地域 高山など通常の植物などが育ちにくい場所でも育つように 葉はトゲ状に 茎は多肉質へと進化していきました。葉がトゲになったされるのは、葉の表面を小さくすることによって 昼夜の気温差から生まれる露が葉にたまらず根のある地面に直接水分がいくようにするためだといわれています。また、サボテン自体から蓄えられた水分と栄養によって成長できるメカニズムになったようです。
種類は140属2000種以上といわれ 人工栽培による品種改良なども含めると5000種以上といわれます。
多肉植物とサボテンの違いは?
サボテンは多肉植物の一種だとわかったと思いますが、多肉植物にもトゲのある植物があります。トゲの有る無しでは、区別できないのです。アロエとかが有名ですね。アロエはサボテンではありません。他にも オベサ ホリダ ユーフォルビアとかまだまだあります。では、どこで区別したらよいのでしょうか?
それは、「棘座(しざ)」があるかないかです。棘座があるのがサボテンです。
では、「棘座」とはなんでしょう?別名アレオーレといい それはトゲの根元に綿毛のようなものです。それがあればサボテンなのです。トゲのないサボテンでも棘座があればサボテンなのです。
同じ育て方でいいの?
多肉植物とサボテンは大きく分類では同じ仲間ですが、種類によっては育て方が同じとはいきません。多肉植物とサボテンは乾燥地帯にに生息している植物ですので通常は、日当たり良く 風通しの良いところを好み 春、秋にお水たっぷり与え 夏は適度に そして冬は控えめにしますが 実は 夏型と冬型と多肉植物にはあります。サボテンは夏型ですが 多肉植物には冬型がありますのでその種類には冬にお水を与えないといけません。サボテンと寄せ植えする場合は、夏型の多肉植物にしましょう。
ちなみに 夏型の多肉植物は アカベ カランコエ サンセベリア アロエなどがあります。
まとめ
多肉植物とサボテンは仲間ではありましたが、種類によっては育て方(水のやり方)に違いがあるようです。しっかり、品種を調べてから育てることをおすすめします。
また、トゲが有る無しで区別するのではなく 棘座が有るのかをしっかり見て区別しましょう。棘座が有るのがサボテンです。
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