観葉植物 フィカス・エラスティカ(アサヒゴムの木)の特徴と育て方は?
フィカス・エラスティカは、丸みを帯びた大きめの葉に白い斑が入ったおしゃれな雰囲気の観葉植物です。
葉の鮮やかな緑色と白い斑のコントラストが美しく、インテリアグリーンとして人気があります。
+特徴
フィカス・エラスティカはクワ科フィカス属の品種で、インドを原産地とします。
インドゴムの木が突然変異してできた品種と言われており、丸みを帯びた楕円形の葉の縁に白い斑が入るのが特徴です。
葉は大きめで、鮮やかな緑色と白い斑のコントラストが美しくて存在感があります。
フィカス・エラスティカはインドゴムの木から変異した品種なので、「インドゴムの木の斑入り種」として紹介されることも多いです。
「フィカス・ティネケ」や「フィカス・デコラ」「フィカス・トリコロール」など、よく似た品種も多数存在するため、見分けるのはなかなか難しいでしょう。
ゴムの木の斑入り種として店舗で販売されているのは、フィカス・ティネケが一般的です。
フィカス・エラスティカは希少性が高く、なかなか手に入らない珍しさがあります。
ただ、他のゴムの木と同様に比較的丈夫なので、おしゃれな雰囲気を楽しみながら育てると良いでしょう。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
美しい葉をキープするために適度な日光が欠かせないものの、直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、窓際などの明るい場所を選んでください。
室外で育てる場合は、明るい日陰などの直射日光があたらないようにしましょう。
水やりは表土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えます。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
肥料は、春から秋にかけて薄めた液体肥料や、緩効性化成肥料などを与えると良いでしょう。
与えることで、葉色をきれいにキープできます。
・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。
夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えるのがおすすめです。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、気温の高いうちは直射日光に注意しましょう。
夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしましょう。
・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
寒さには少し弱いので、気温が15度を下回らないようにしましょう。
室外で育てている場合も、冬場は室内の暖かい場所に移動させてください。
室内で管理する際は明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
窓際などは明るさが確保できるものの、朝晩の冷え込みが強くなってしまうので注意が必要です。
休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が乾いてから数日開けて与えましょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
肥料は必要ありません。
+病気と害虫
フィカス・エラスティカは、ハダニやカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。
+注意ポイント
フィカス・エラスティカは耐陰性があるため、室内でも育てられます。
しかし、美しい葉を保つためには適度な日光も欠かせないので、定期的に室外へ出すなど日照不足にならないようにしてください。
ただし、直射日光にあてると葉焼けを起こしてしまうため、室内・室外問わず注意しましょう。
寒さにはあまり強くないので、室外で育てている場合も冬場は室内の暖かい場所に移動させてください。
気温が15度を下回らないように、できるだけ暖かい環境を整えましょう。
水やりは、基本的に土が乾いたらたっぷりと与えます。
ただし、冬場は休眠期で水をあまり必要としないため乾燥気味を保ってください。
害虫やほこり対策のために、葉水は定期的に行うのがポイントです。
+一般的な価格(販売価格)
フィカス・エラスティカは、サイズによって価格が大きく異なります。
コンパクトなサイズであれば数千円程度で購入できますが、大きい株になると数万円する株もあるので、好みの大きさ・育てる場所などから選んでみてください。
希少性が高く、一般的な店舗では取り扱っていないことも多いので、希少品種を扱っている園芸店やインターネットなどから探すのがおすすめです。
緑と白のコントラストが美しくて存在感のあるフィカス・エラスティカ。
ぜひ、お部屋のインテリアグリーンとして育ててみてください。
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