観葉植物 フィカス・ベンジャミン(ベンジャミナ)の特徴と育て方は?
フィカス・ベンジャミンは人気の高い品種で、インテリアグリーンとしても定番の観葉植物です。
ガジュマルによく似た光沢のある葉をたくさん付け、シンプルながらおしゃれな雰囲気を演出してくれます。
+特徴
フィカス・ベンジャミンは、クワ科フィカス属の品種で原産地はインドから東南アジアです。
ガジュマルによく似た形の光沢のある葉をたくさん茂らせ、シンプルながらおしゃれな雰囲気を演出してくれます。
幹部分は、三つ編みのように編み込んだりくねくねと曲げて仕立てられることが多く、インテリア性も高いのが特徴です。
フィカス・ベンジャミンは見た目のおしゃれさだけでなく、風水効果もあると言われており、「仕事運」や「リラックス効果」を高めてくれます。
また、花言葉には「友情」「信頼」「永遠の愛」「結婚」などがあるため、新築祝いや開店祝い、結婚祝いなど、大切な人への贈り物にもおすすめです。
環境が変化すると落葉しやすいといった一面もありますが、余程のことがない限り枯れたりせずに育てられます。
丈夫な性質を持つため、「植物を育てたいけれど、枯らしてしまわないか不安…」と言う方にもぴったりの品種です。
ただ、剪定の際などに幹から出る白い樹液は肌をかぶれさせることがあるため、素手で触らないように注意しましょう。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
強すぎる直射日光は、葉焼けの原因になるので注意が必要です。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、窓際などの明るい場所を選んでください。
室外で育てる場合は、明るい日陰などの直射日光があたらないようにしましょう。
水やりは表土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えます。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
肥料はあまり必要としませんが、春から秋にかけて薄めた液体肥料や緩効性化成肥料などを与えても良いでしょう。
与えることで、より葉の色艶がよくなります。
・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。
夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、気温が高いうちは直射日光に注意しましょう。
夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしましょう。
・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性はあまりないので、気温が10度を下回らないようにしましょう。
室外で育てている場合も、冬場は室内の暖かい場所に移動させるのがおすすめです。
室内で管理する際は明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が乾いてから数日開けて与えましょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
葉が落葉している場合は、春まで水を控えるのがポイントです。
肥料は必要ありません。
+病気と害虫
フィカス・ベンジャミンは、ハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。
+注意ポイント
フィカス・ベンジャミンは、直射日光で葉焼けを起こす可能性があります。
室内で育てる場合はレースカーテン越しの窓際、室外で育てる場合は明るい日陰を選んで育てるようにしましょう。
寒さにはあまり強くないので、冬場は室内の暖かい場所に移動させてください。
気温が10度を下回ると傷んで枯れてしまう可能性があるため注意しましょう。
水やりは、基本的に土が乾いたらたっぷりと与えます。
ただし、冬場は休眠期で水をあまり必要としないため乾燥気味を保ってください。
害虫やほこり対策のために、葉水は定期的に行うようにしましょう。
+一般的な価格(販売価格)
フィカス・ベンジャミンは、サイズによって価格が大きく変わります。
卓上に置けるようなコンパクトなサイズであれば、1,000~2,000円程度で購入可能です。
大きい株になると数万円することも珍しくないため、置き場所や仕立ての方などから好みのものを選ぶと良いでしょう。
丈夫で育てやすく、どんなお部屋も明るい雰囲気にしてくれるフィカス・ベンジャミン。
ぜひ、インテリアグリーンとして育ててみてください。
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