観葉植物 フィカス・フランスゴム(フランスゴムの木)の特徴と育て方は?
フィカス・フランスゴムは人気の高い品種で、カフェやインテリアショップなどでも飾られているおしゃれな観葉植物です。
葉は小ぶりで丸みがあり、初心者の方にも育てやすい丈夫な性質を持ちます。
+特徴
フィカス・フランスゴムはクワ科フィカス属の品種で、原産地はオーストラリア東部です。
フィカス属の中でも丈夫な品種で、一般的なゴムの木よりも葉は小ぶりで丸みがあります。
別名「フィカス・ルビギノーサ」という名前もありますが、フランスゴムの木として流通していることが多いです。
フランス人の植物学者によって発見されたことから、「フランスゴムの木」という名前で呼ばれるようになりました。
フィカス・フランスゴムは、小判型の丸みを帯びた葉を持つため、風水的にも良い効果があると言われており、リビングに飾れば心を穏やかにしたり、リラックス効果を高める効果が得られます。
また、金運上昇効果もあるため、店舗やオフィスなどに飾るのもおすすめです。
「永遠の幸せ」と縁起の良い花言葉も持つため、自宅のインテリアグリーンとして育てるだけでなく、大切な人への贈り物にもぴったりと言えます。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日光を好む性質はあるものの、強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、窓際などの明るい場所を選んでください。
室外で育てる場合は、明るい日陰などの直射日光があたらないようにしましょう。
水やりは表土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えます。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
肥料は、春から秋にかけて薄めた液体肥料や、緩効性化成肥料などを与えると良いでしょう。
与えることで、葉付きや色艶がよくなります。
・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。
夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えるのがおすすめです。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、気温の高いうちは直射日光に注意しましょう。
夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしましょう。
・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性はあまりないので、気温が10度を下回らないようにしましょう。
室外で育てている場合も、冬場は室内の暖かい場所に移動させるのがおすすめです。
室内で管理する際は明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
窓際などは明るさが確保できるものの、朝晩の冷え込みが強くなってしまうので注意が必要です。
休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が乾いてから数日開けて与えましょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
肥料は必要ありません。
+病気と害虫
フィカス・フランスゴムは、ハダニやカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。
+注意ポイント
フィカス・フランスゴムは日光を好む性質があるものの、直射日光をあてると葉焼けを起こす可能性があります。
室内で育てる場合はレースカーテン越しの窓際、室外で育てる場合は明るい日陰を選んで、適度な明るさを確保できる環境で育てるようにしましょう。
寒さにはあまり強くないので、室外で育てている場合も、冬場は室内の暖かい場所に移動させてください。
気温が10度を下回ると傷んで枯れてしまう可能性があるため注意しましょう。
水やりは、基本的に土が乾いたらたっぷりと与えます。
ただし、冬場は休眠期で水をあまり必要としないため乾燥気味を保ってください。
害虫やほこり対策のために、葉水は定期的に行うのがポイントです。
+一般的な価格(販売価格)
フィカス・フランスゴムは、サイズによって価格が大きく異なります。
比較的コンパクトなサイズであれば2,000~3,000円程度で購入可能です。
大きい株や幹を曲げてアレンジしたような株は1万円を超えることも多いので、好みの大きさ・育てる場所などから選んでみてください。
フィカス属の中でもとくに丈夫で育てやすいと言われるフィカス・フランスゴム。
初めての方にもおすすめなので、ぜひ育ててみてください。
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