観葉植物 カミガヤツリの特徴と育て方は?

カミガヤツリ 種類
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観葉植物 カミガヤツリの特徴と育て方は?

カミガヤツリは、茎の先に細い線のような花軸を放射状につける植物です。
先端には茶褐色の花穂を付け、垂れ下がる姿がぼんぼりのようにも見えます。

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+特徴

カミガヤツリは、カミガヤツリ科カミガヤツリ属の品種で、原産地は北アフリカから中部アフリカです。
河畔や湖沼などの水辺を中心に自生しており、原産地では1~2m程度の大きさまで茎が成長します。
茎は三角形をしており、先端に線状の花軸を付けるのが特徴です。
一見葉のようにも見える花軸を放射状に100~200本伸ばし、先端に花穂をつけます。

英名では「ハピルス」と呼ばれており、茎の繊維を利用した世界最古の紙原料としても有名です。

一般的な園芸店やホームセンターなどでは取り扱いのないことが多いものの、ユニークな見た目から少しずつ人気が出てきています。
放射状に広がる細い花軸は爽やかな印象もあり、和風・洋風問わず合わせられる品種です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
水を好むため、湿潤な環境を保つようにしてください。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、しっかりと日光を取り込める窓際などを選んでください。
室外で育てる場合も、明るい場所を選びましょう。

湿潤な環境を好むため、土の表面が乾いたら水やりを行います。
受け皿などに水を溜めたままにしておいても良いでしょう。

肥料は与えなくても育ちますが、鉢サイズに合わせて置き肥を与えても良いです。

・夏
風通しの良い明るい場所で育てます。
夏場は土が乾きやすいため、こまめに水やりをしてください。
受け皿などに水を張る場合は、暑さで温度が上がりすぎないように注意しましょう。
定期的に入れ替えて水温が上がりすぎないようにしてください。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性はあまりないので、室内に移動させるのがおすすめです。
気温が5度を下回ると、株が傷んで枯れてしまう可能性もあるので注意しましょう。
室内で管理する際は明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。

休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が乾いてから数日開けて与えてください。
ただ、室内の暖かい場所で土が乾いているようであれば、他の季節と同様に水やりを行いましょう。

カミガヤツリ

 

+病気と害虫

カミガヤツリは、カイガラムシなどの害虫が付くことがあります。
発見したらすぐに取り除くようにしましょう。
数が少ない場合はピンセットなどで取り除き、数が多い場合は殺虫剤を活用するのがおすすめです。
ただ、カイガラムシは成虫になると殺虫剤が効かなくなる可能性もあります。
こまめに株の状態を確認し、異変には早めに気付けるようにしてください。

+注意ポイント

カミガヤツリは、湿潤な環境を好む品種なので、春から秋にかけては土が乾かないようにこまめに水やりをしましょう。
手入れにあまり時間を割けない場合は、受け皿などに水を張っておくのもおすすめです。
冬場は休眠期に入るため水やりを控えめにし、土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。
ただ、室内の暖かい場所で育てていて土が乾燥するようであれば、他の季節と同様に水やりを行ってください。

日照不足になると弱い株に育ってしまうため、一年を通して日光がしっかりとあたる場所で育てます。
気温5度を下回るようであれば、室内で育てるようにしましょう。

+一般的な価格(販売価格)

カミガヤツリは、1,000~3,000円程度で購入できます。
サイズが大きくなると価格も高くなるので、育てる場所や好みの大きさから選んでください。

花軸が放射状に広がるフォルムがユニークなカミガヤツリ。
珍しい品種を育ててみたい方にもおすすめの品種なので、ぜひ育ててみてください。

 

 

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