スベリヒユ科 アナカンプセロス属 桜吹雪
中心の濃い緑と葉先の鮮やかなピンクの対比が美しい品種です。小ぶりで大きくなりすぎないため、寄せ植えに人気です。春には濃いピンク色の花が咲き、種を採取することもできます。桜吹雪は、種から増やすことのできる珍しい多肉植物です。
特徴
桜吹雪は、南アフリカ原産で暑さ寒さに比較的強いです。もともと小ぶりですが、成長のスピードは遅く、脇芽を出して群生するように広がります。5~6月に咲く花の種子からも繁殖が可能で、自然にこぼれ落ちた種子が根付くことがあります。紅葉斑という珍しい品種で、気温が下がる秋から冬にピンク色が鮮やかになり、夏はやや白から緑色に近づきます。
季節型
春秋型で、気候が穏やかな春と秋に成長し、気候が厳しくなる夏と冬は休眠します。秋から冬にかけては紅葉を楽しむことができます。
育て方
暑さ寒さには比較的よく耐えますが、夏の湿度が苦手です。夏場は特に風通しをよくすることがポイントです。
・春と秋は、成長の季節です。日当たりと風通しのよい場所で育てます。水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。この時期は水をよく欲しがります。与えれば与えただけ成長するでしょう。
・夏は、直射日光を避け日陰か半日陰の風通しの良い場所に移動させます。水やりは、断水を心がけ、葉が萎えてきたら、夕方の時間帯に土の表面が濡れる程度にサラッと与えましょう。
・冬は、日当たりと風通しのよい場所で育てます。寒さには強く、マイナス1~2度まで耐えることができます。水やりは、月に1~2回を目安に、土の表面が濡れる程度に与えます。この時期はあまり水を吸わないため、土の表面が乾きにくく根腐れが起こりやすくなります。長く土が湿っているようであれば、水やりの頻度や量をさらに減らしましょう。
注意ポイント
桜吹雪の色付きには特に日当たりが重要です。日光に良く当てて育てると綺麗なピンク色に色付きます。
アナカンプセロス属の特徴として、葉の間に白いひげのようなものが生えますが、成長に必要なものですので取らないようにしましょう。
花が咲くとこぼれ種から繁殖するため、増やしたくない人は花が咲いたら切るようにしましょう。
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