ゴムの木の葉が落ちてしまう原因は?
ゴムの木は、初心者の方にも育てやすい丈夫な品種です。
しかし、葉が落ちるなどのトラブルがおこることも珍しくありません。
このページでは、ゴムの木の葉が落ちてしまう原因や対処法などをご紹介します。
考えられる原因
ゴムの木の葉が落ちる原因には、さまざまな要素が考えられます。
1つのことが原因の場合ももちろんありますが、複数の要素が重なって起こっている場合もあるため、考えられる原因をご紹介します。
水やり
ゴムの木は多湿を苦手とするため、水の与えすぎは葉を落とす原因になります。
とくに、休眠期にあたる冬場にたくさん水を与えると、鉢内で根腐れを起こしてしまうため注意が必要です。
水やりは、土の表面が乾いたことを確認してから与えるようにしましょう。
また、与えた後は受け皿などに水が溜まったままにならないようにしてください。
冬場は、土が乾いてから数日空けて水やりをするのがポイントです。
日照不足
ゴムの木は耐陰性があるものの、日照不足では葉を落としてしまいます。
そのため、最低でも4~5時間程度は日光があたる場所に置いてください。
室内で育てる場合は、窓際などの明るい場所を選びましょう。
もし、室内で日があまり入らない場合は、週のうち数日は室外に出して日光をあてるようにしてください。
ただし、強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため、夏場は適度に遮光できる場所で育てるようにしましょう。
肥料
ゴムの木は、養分が足りなくなっても葉を落としてしまいます。
春から秋にかけては、固形肥料や液体肥料などを施しましょう。
反対に、規定よりも濃度が濃かったり与える回数が多すぎても、肥料焼けを起こして落葉します。
とくに、冬場の休眠期は肥料を吸収せず根を傷める可能性があるため、与えないようにしましょう。
養分が足りなくても足りすぎていても落葉するため、バランス良く正しく与えてください。
害虫
ゴムの木には、ハダニやアブラムシなどの害虫がつくこともあります。
害虫は葉の養分を吸い取ってしまうため、葉を落とす原因の1つです。
葉や株の状態はこまめに確認し、害虫がついていたらすぐに取り除くようにしましょう。
数が多い場合は、市販の薬剤などを散布するのがおすすめです。
また、日ごろから葉水を行うことで害虫が付くのを防止できるため、忘れず行うようにしましょう。
場所
日照不足でもご紹介したように、ゴムの木は日光が取り込める場所で育てるようにしてください。
室内で育てる場合は窓際、室外で育てる場合は明るい日陰がおすすめです。
また、風通しも良い場所を選びましょう。
ただし、寒さにはあまり強くないため、冬場は室内の暖かい場所で育てるようにしてください。
5度を下回る状態が続くと、落葉したり枯れてしまう可能性があります。
その他
ゴムの木は生長の早い品種が多いため、定期的な植え替えも必要です。
根が詰まり過ぎると水や栄養を上手く吸えずに、落葉する可能性があります。
鉢のサイズや株の生長スピードによっても異なりますが、1~2年に1度は植え替えするのが目安です。
復活させるためには
手入れに気を付けていても葉を落としてしまうようであれば、以下の方法を試してみてください。
環境
葉が落ちる場合は、育てている場所の環境を変えてみるのがおすすめです。
たとえば、室内で育てていて落葉する場合は、室外の明るい場所に移動してみると良いでしょう。
また、冬場は室内でも温度が下がると落葉に繋がります。
とくに、窓際などは朝晩の冷え込みが強くなるため、窓から離してみるのも一つの手です。
剪定
ゴムの木は生長が早いため、適度に剪定することも大切です。
枝や葉が混み入ってくると、上手く日光が当たらずに落葉に繋がります。
また、風通しも悪くなるため、大きくなってきたら定期的に剪定を行いましょう。
挿し木
葉が落ちて改善がなかなか難しい場合は、思い切って挿し木を行うのも良いでしょう。
株から枝をカットして挿し穂を作り、別の鉢に挿し木していきます。
上手くいけば株を増やすことにも繋がります。
挿し木を行う際は、5~7月くらいの過ごしやすい時期に行いましょう。
まとめ
ゴムの木は育てやすさが魅力の反面、葉が落ちるなどのトラブルが起こることもあります。
葉が落ちるには何らかの原因があるため、ご紹介した原因や対処法を試してみてください。
放置すると株全体が枯れることにも繋がるため、早めに対処するようにしましょう。
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