【初心者向け】多肉植物｜種類と育て方10選｜水やり/増やし方/選び方

多肉植物は乾燥に強く、ユニークな見た目からインテリアとしても人気があり、手軽に始められる点が魅力です。

水やりの頻度が少なく、こまめな手入れが不要なので、植物を育てるのが初めての方でも安心して育てられます。

この記事では、多肉植物の選び方から育て方、増やし方まで、初心者でもわかりやすく解説します。

多肉植物って本当に簡単なの？ズボラな私でも育てられるのかな？

多肉植物は水やりの頻度が少ないので、ズボラさんでも育てやすいですよ。

多肉植物の選び方
育て方の基本（置き場所、水やり、用土、肥料、植え替え、病害虫対策）
増やし方（挿し木、葉挿し）
アレンジ方法（寄せ植え、ハンギング、グランドカバー）

多肉植物ビギナーズガイド|種類と育て方
多肉植物選び|好みの種類を見つける
育て方の基本|多肉植物を元気に育てる
もっと楽しむ|増やし方とアレンジ
よくある質問（FAQ）
まとめ

多肉植物ビギナーズガイド|種類と育て方

多肉植物は、ぷっくりとした葉や茎に水分を蓄えることができる植物です。

乾燥に強く、ユニークな見た目から、インテリアとしても人気があります。

多肉植物、その魅力と多様性

多肉植物の魅力は、その多様性にあります。

原産地は主にアフリカや中南米などの乾燥地帯です。

世界中で1万種類以上が存在すると言われています。

なぜ多肉植物は初心者におすすめか

多肉植物は、手軽に始められる点が魅力です。

水やりの頻度が少なく、こまめな手入れが不要なので、植物を育てるのが初めての方でも安心です。

多肉植物って本当に簡単なの？ズボラな私でも育てられるのかな？

多肉植物は水やりの頻度が少ないので、ズボラさんでも育てやすいですよ。

多肉植物の種類：生育タイプと特徴を知る

多肉植物は、生育タイプによって大きく春秋型、夏型、冬型の3つに分けられます。

それぞれのタイプによって育て方が変わるので、育てる多肉植物の種類に合わせて管理方法を変えることが重要です。

タイプ	生育期	休眠期	特徴
春秋型	春と秋（3月～5月、9月～11月）	夏と冬	日本の気候に適しており、育てやすい品種が多い。エケベリア、セダムなど。
夏型	夏（6月～8月）	冬	高温多湿に強く、夏に成長する。アガベ、アロエなど。
冬型	冬（12月～2月）	夏	寒さに強く、冬に成長する。ハオルチア、リトープスなど。

多肉植物選び|好みの種類を見つける

多肉植物を選ぶことは、新しい趣味の第一歩です。

自分のライフスタイルや好みに合った種類を見つけることが、長く楽しむための秘訣です。

種類	特徴	おすすめポイント
エケベリア	ロゼット状の葉が美しく、カラーバリエーションが豊富	バラのような華やかさがあり、寄せ植えにも最適
セダム	ぷっくりとした小さな葉が可愛らしい	種類が豊富で、初心者でも育てやすい
ハオルチア	透明感のある葉が特徴的	窓辺に置くと光を通して幻想的な雰囲気に
アガベ	シャープで力強いフォルムが魅力的	スタイリッシュなインテリアにぴったり
サボテン	個性的な姿と、育てやすさが魅力	乾燥に強く、水やり頻度が少ない
コチレドン	ユニークな形と、紅葉が美しい	可愛らしい見た目で、贈り物にも最適
クラッスラ	種類が豊富で、姿もユニーク	育てやすく、コレクションするのも楽しい
パキフィツム	丸みを帯びた葉が可愛らしい	優しい色合いで、癒し効果も期待できる
リプサリス	紐状の茎がユニーク	ハンギングで飾るとおしゃれ
センペルビウム	寒さに強く、屋外でも育てやすい	ランナーで増えるので、増やすのも簡単

エケベリア：バラのような美しさ

エケベリアは、バラの花のようなロゼット状の葉が特徴的な多肉植物です。

赤やピンク、紫など、葉の色や形が豊富で、コレクションするのもおすすめです。

育てやすく、日当たりの良い場所で育てると、葉の色がより鮮やかになります。

セダム：種類が豊富で育てやすい

セダムは、小さくぷっくりとした葉が可愛らしい多肉植物です。

種類が非常に多く、育てやすいのが魅力です。

グランドカバーにも利用され、寄せ植えにも最適です。

日当たりの良い場所で育てると、葉が密になり、可愛らしい姿になります。

ハオルチア：透明感が魅力

ハオルチアは、葉に透明な窓を持つ種類があり、光を通してキラキラと輝く姿が魅力的な多肉植物です。

直射日光を避け、明るい日陰で育てると、葉焼けを防ぎ、美しい姿を保てます。

アガベ：スタイリッシュな存在感

アガベは、シャープで力強いフォルムが特徴的な多肉植物です。

スタイリッシュなインテリアによく合い、存在感があります。

乾燥に強く、育てやすいですが、鋭いトゲを持つ種類もあるので、取り扱いには注意が必要です。

サボテン：個性的な姿が人気

サボテンは、個性的な姿が人気の多肉植物です。

乾燥に非常に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、忙しい人でも育てやすいです。

様々な形や大きさがあり、コレクションするのも楽しいでしょう。

その他：魅力的な多肉植物たち

多肉植物の世界は奥深く、エケベリアやセダム以外にも魅力的な種類がたくさんあります。

コチレドンやクラッスラ、パキフィツムなど、ユニークな形や美しい紅葉を楽しめる種類もおすすめです。

多肉植物専門店での選び方

多肉植物専門店では、専門知識を持ったスタッフに相談しながら、状態の良い苗を選べます。

珍しい品種や、育て方のアドバイスももらえるので、初心者でも安心して選ぶことができます。

通販サイトでの選び方|注意点

通販サイトで多肉植物を選ぶ際に、何に注意すれば良いの？

通販サイトで多肉植物を選ぶ際は、写真だけで判断せずに、サイズや状態をよく確認することが大切です。

信頼できるショップを選び、レビューや評価を参考にすると良いでしょう。

また、配送方法や梱包状態も確認し、植物が傷つかないように配慮されているか確認しましょう。

通販サイトでは実物を見られない分、詳細な情報と信頼性が重要になります。

育て方の基本|多肉植物を元気に育てる

多肉植物を元気に育てるには、置き場所、水やり、用土、肥料、植え替え、病害虫対策の6つの要素が重要です。

それぞれの要素を適切に管理することで、多肉植物はすくすくと育ちます。

置き場所|日当たりと風通し

多肉植物は日光を好むため、日当たりの良い場所に置くことが重要です。

ただし、真夏の直射日光は強すぎるため、レースカーテンなどで遮光しましょう。

また、風通しの良い場所に置くことで、蒸れを防ぎ、病害虫の発生を抑制できます。

日当たりの良い場所って具体的にどこ？

午前中は日が当たり、午後は日陰になるような場所が良いでしょう。

水やり|季節ごとの頻度と量

多肉植物は乾燥に強いため、水の与えすぎに注意することが大切です。

季節によって水やりの頻度と量を調整しましょう。

季節	頻度	量
春・秋	土が完全に乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと与える	多め
夏	月に1〜2回、夕方以降に軽く湿らせる程度	少なめ
冬	月に1回程度、天気の良い日に軽く湿らせる程度	ごく少量

用土|水はけのよい土を選ぶ

多肉植物は多湿に弱いため、水はけの良い土を選ぶことが重要です。

市販の多肉植物専用の土を使用するか、赤玉土、鹿沼土、軽石などを混ぜて自作することも可能です。

自分で土を配合するのは難しそう…

市販の多肉植物専用の土が手軽でおすすめです。

肥料|与える時期と種類

多肉植物は基本的に肥料を必要としませんが、生育期である春と秋に、薄めた液体肥料を与えると生育が促進されます。

肥料の種類は、多肉植物専用のものがおすすめです。

肥料を与えすぎるとどうなるの？

肥料を与えすぎると、徒長（間延び）したり、根腐れを起こしたりする原因になります。

植え替え|必要な時期と方法

多肉植物は生育に伴い、根詰まりを起こすことがあります。

1〜2年に1回、春か秋に植え替えを行いましょう。

植え替えの際は、古い土を落とし、新しい土に植え替えます。

植え替えのタイミングがよくわからない…

鉢底から根が出ていたり、水やりをしても水の染み込みが悪くなったりしたら、植え替えのサインです。

病害虫対策|早期発見と対処

多肉植物は比較的病害虫に強いですが、カイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生することがあります。

早期発見し、適切な薬剤を使用するか、手で取り除くなどの対処を行いましょう。

また、風通しの良い場所に置くことで、病害虫の発生を予防できます。

どんな薬剤を使えばいいの？

多肉植物に使用できる殺虫剤や殺菌剤は、ホームセンターや園芸店で相談して選びましょう。

もっと楽しむ|増やし方とアレンジ

多肉植物は、そのユニークな形状と多様な色彩で、育てるだけでなく、増やすことやアレンジすることで、さらに楽しむことが可能です。

挿し木|増やし方の基本

挿し木とは、多肉植物の茎や葉を切り取り、土に挿して新しい株を育てる方法です。

挿し木で増やす場合、以下の手順で行います。

項目	内容
時期	生育期の春か秋に行う
方法	清潔なカッターやハサミで茎を切り、切り口を乾燥させる
用土	水はけの良い土を使用する
管理	直射日光を避け、明るい日陰で管理する
水やり	土が乾いたら軽く水を与える

葉挿し|手軽に増やす

葉挿しとは、多肉植物の葉を土の上に置いて発根させ、新しい株を育てる方法です。

葉挿しって難しそう…

葉挿しは比較的簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

葉挿しで増やす場合、以下の手順で行います。

項目	内容
時期	生育期の春か秋に行う
方法	葉を丁寧にもぎ取り、切り口を乾燥させる
用土	清潔な土の上に葉を並べる
管理	直射日光を避け、明るい日陰で管理する
水やり	土が乾いたら霧吹きで軽く水を与える

葉挿しは、親株の葉を傷つけないように丁寧にもぎ取ることが大切です。

寄せ植え|自分だけのオリジナル

寄せ植えとは、複数の多肉植物を一つの鉢に植え、自分だけのオリジナル作品を作る方法です。

寄せ植えを作る場合、以下の点に注意しましょう。

項目	内容
種類	生育期や好む環境が似たものを選ぶ
配置	背の高いものと低いものを組み合わせる
色	色合いのバランスを考える
用土	水はけの良い土を使用する
鉢	デザイン性の高いものを選ぶ

寄せ植えは、多肉植物の個性を引き出し、より魅力的な空間を演出できます。

ハンギング|おしゃれな飾り方

ハンギングとは、多肉植物を吊り下げて飾る方法で、空間を有効活用し、おしゃれな雰囲気を演出できます。

ハンギングを楽しむ場合、以下の点に注意しましょう。

項目	内容
種類	垂れ下がるタイプの多肉植物を選ぶ
鉢	軽量で水はけの良いものを選ぶ
場所	日当たりと風通しの良い場所を選ぶ
水やり	土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと与える
管理	定期的に形を整える

ハンギングは、ベランダや玄関先など、限られたスペースでも多肉植物を楽しめる方法です。

グランドカバー|庭を彩る

グランドカバーとは、多肉植物を地面に植え、地表面を覆うように育てる方法で、雑草対策にもなり、庭を彩ります。

グランドカバーに最適な多肉植物は、以下のとおりです。

種類	特徴
セダム	繁殖力が強く、手入れが簡単
リトルミッシー	ピンク色の花が咲き、可愛らしい
クラピア	耐寒性が高く、一年を通して緑を楽しめる
ディコンドラ	シルバーリーフが美しく、日陰にも強い

グランドカバーは、庭の景観を向上させるだけでなく、土壌の乾燥を防ぐ効果も期待できます。

多肉植物と季節|一年を通して楽しむ

多肉植物は、季節によって管理方法を変えることで、一年を通して楽しむことができます。

季節によって管理方法を変える必要があるの？

多肉植物は季節に合わせた手入れをすることで、より元気に育ちます。

季節ごとの管理方法

季節	管理方法
春	生育期なので、水やりと肥料を適切に行う
夏	直射日光を避け、風通しの良い場所に移動する
秋	生育期なので、水やりと肥料を適切に行う
冬	休眠期なので、水やりを控えめにする

多肉植物は、季節の変化を感じながら、その成長を楽しむことができる植物です。

よくある質問（FAQ）

多肉植物はどのくらいの頻度で水やりが必要ですか？

多肉植物は乾燥に強い植物なので、水のやりすぎは禁物です。

土が完全に乾いてから、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えるようにしましょう。

季節によって水やりの頻度を調整することが大切です。

春と秋は生育期なので、土の乾き具合を見て2週間に1回程度、夏と冬は休眠期に入るので、月に1回程度の水やりで十分です。

多肉植物を育てるのに最適な場所はどこですか？

多肉植物は日光を好むため、日当たりの良い場所に置くのがベストです。

ただし、真夏の直射日光は強すぎるため、レースカーテンなどで遮光してください。

風通しの良い場所に置くことで、蒸れを防ぎ、病害虫の発生を抑制できます。

多肉植物に肥料は必要ですか？

多肉植物は基本的に肥料を必要としませんが、生育期の春と秋に薄めた液体肥料を与えると生育が促進されます。