ロッティー 育て方と特徴は?

多肉植物
スポンサーリンク

ベンケイソウ科 セダム属 ロッティー

 

ロッティーは、ぷくっとした丸い葉が特徴の可愛らしい品種です。
比較的育てやすく初心者の方にも人気があり、多肉植物の寄せ植えなどにもよく使われています。


出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/

スポンサーリンク

特徴は?

ロッティーはセダム属の中でも大きめの葉をもち、ぷくっとした肉厚の葉が特徴です。それぞれの葉は表面が白い粉で覆われており、美しい見た目をしています。
短い茎部分にたくさんの葉が密集したロゼット状の植物で、全体が丸いお花のような形状です。

ロッティー人工的に作られた園芸品種といわれており、どの品種を掛け合わせたのかなどの詳細な情報はあまり知られていません。
見た目は、同じセダム属の「クラバツム」「天使の雫」、セデべリア属の「ブルージャイアント」に似ていると有名です。
また、見た目は少し異なりますが、カランコエ属の「ミロッティ」という似た名前の品種も存在します。
これらの品種の中から交配されたのではともいわれていますが、はっきりとした正体は不明です。

秋から春にかけては全体が黄緑色になり、葉の先端が淡いピンク色に変わっていきます。夏場の青々とした緑色との変化も楽しめる品種です。上手く育てれば春に可愛らしい白い花を咲かせるため、一年を通して様々な表情を見ることができるでしょう。

わき芽をのばして群生する性質があり、あまり手をかけなくても増やすことができます。また、挿し芽でも簡単に増やすことができるため、多肉植物をたくさん育てたい方や、初心者の方にもおすすめの品種です。

季節型は?

春と秋によく成長する春秋型の品種です。夏の暑さは苦手なので、夏越しには気を配る必要があります。

育て方は?

一年を通して、風通しの良い明るい場所を好みます。室内・室外問わず育てることができますが、夏の直射日光には注意しましょう。湿気に弱いため多肉植物用の水はけの良い土を選び、根腐れなどが起こらないようにしましょう。

・春

風通しが良く直射日光のあたる場所で育てます。

水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。春は成長期にあたるので、水を与えれば与えるほど成長します。水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
秋からピンク色に紅葉していたものが徐々に元の緑色に戻り、状態が良ければ花芽をのばして開花します。
植え替えをする場合はこの時期が最も適しており、伸びた根を短く整えてから植え替えるとより元気に育ちます。

・夏
春と同様に、風通しの良い場所で育てます。直射日光にはあたらないように、明るい日陰で管理するのが良いでしょう。直射日光は葉焼けをおこして傷んでしまう原因になるため、室外の直射日光の当たらない場所、室内のレースカーテンを引いた窓際など、やさしい光があたる場所で育てましょう。
また、室外の場合は雨水があたらない場所を選んでください。

水やりはなるべく控え、葉がしおれてきたら夕方に少しだけ与えます。土の表面が湿る程度におさえ、鉢の中が蒸れないように注意しましょう。
夏はダメージを受けやすいため、植え替えには適しません。

・秋
春と同様に、風通しが良く直射日光のあたる場所で育てます。直射日光はいきなりあてるとダメージを受けることがあるので、9月末ごろから徐々にあてるようにしましょう。秋が深まるにつれて全体が引き締まり赤く色づきはじめます。
植え替えも可能ですが、寒くなる前にしっかりと根を張らせるためにも、10月中旬までには終わらせてください。

・冬
冬場も、風通しが良く直射日光のあたる場所で育てます。寒さに強く氷点下1~2度でも耐えることができますが、湿気には弱いので霜や雪が降る地域は注意しましょう。氷点下5度を下回ると葉が凍ることがあるので、室内に移動してください。

水やりはたくさん与えると土が乾きづらくなるので、月1回土の表面が湿る程度にしましょう。

注意ポイント

ロッティーは寒さに比較的強い品種ですが、暑さを苦手とします。夏は直射日光にあてないように注意し、風通しの良い明るい日陰で育てましょう。秋から春はしっかりと日光にあてて、徒長しないようにしてください。
土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、根腐れをおこさないように土が中まで乾燥しているか確認してから与えてください。夏はなるべく断水し、葉がしおれてくるまでは与えないようにしましょう。

葉を直接手で触ったり、葉に勢いよく水をかけてしまうと、白い粉が取れて見た目が悪くなってしまうので注意してください。

害虫はつきにくい品種ですが、アブラムシカイガラムシワタムシなどがつく場合があります。発見したらピンセットなどですぐに駆除しましょう。市販の殺虫剤を季節の変わり目に散布しておくと安心です。

初心者の方にも育てやすい品種なので、ポイントをおさえて成長と変化を楽しんでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました