月花美人の育て方と特徴は?

パキフィツム属
月花美人
スポンサーリンク

 

月花美人は、暑さにも寒さにも比較的強い多肉植物です。育てやすさから初心者の方にも人気があり、多肉植物の寄せ植えなどにもよく使われています。

 

スポンサーリンク

特徴は?

月花美人は見返り美人ともよばれ、きれいな名前に惹かれて購入する方も多い人気の品種です。属名のパキフィツムはギリシャ語で「太った植物」という意味があり、その名の通りぷくっとした肉厚の葉が特徴です。
短い茎部分にたくさんの葉が密集したロゼット状の植物で、全体が丸いお花のような形状になっています。

月花美人と同じパキフィツム属には、月美人という名前と見た目が似ている品種があります。また、サボテン科にも月下美人という一字違いの植物があり、混同されることが多いですが、どれも異なる植物です。
春から秋にかけてきれいな花を咲かせたり、秋には全体が赤く色づいたりと、一年を通して様々な変化が楽しめる品種です。挿し葉や挿し芽が容易にできるので、成長した株から増やすこともできます。

月花美人

季節型は?

春から夏に花茎が伸びて花が咲いたり、秋と冬には紅葉するなど、季節を問わず変化しながらよく成長します。

 

育て方は?

一年を通して、風通しの良い明るい場所を好みます。室内・室外問わず育てることができますが、夏以外は直射日光をしっかりあててあげましょう。湿気に弱いため、乾燥気味にして水はやりすぎないようにします。
多肉植物用の水はけの良い土を選び、根腐れなどが起こらないようにしましょう。

・春
風通しが良く直射日光のあたる場所で育てます。
水やりは土が乾いたらたっぷり与えるようにしましょう。春は水を与えれば与えるほど成長しますが、風通しが悪かったり受け皿に水が溜まったままになると、根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。
秋から冬の間に赤く色づいていたものが徐々に元の色に戻り、花茎がではじめます。
植え替えをする場合はこの時期が最も適しており、伸びた根を短く整えてから植え替えるとより元気に育ちます。

・夏
春と同様に風通しの良い明るい場所で育てますが、直射日光には注意が必要です。
葉焼けを起こしていたんでしまうため、室外の直射日光の当たらない場所、室内のレースカーテンを引いた窓際など、やさしい光があたる場所で育てましょう。
また、室外の場合は雨水があたらない場所を選んでください。
この時期、春にではしめた花茎がさらに成長し、上手くいけば開花します。
水やりはなるべく行わず、葉がしおれてきたら夕方に少しだけ与えます。土の表面が湿る程度で葉と葉の間に水が溜まらないようにしましょう。夏はダメージを受けやすいため、植え替えには適しません。

・秋

基本的に春と同様の手入れで大丈夫です。
夏に避けていた直射日光は9月末ごろから徐々にあてるようにしましょう。秋が深まるにつれて全体が引き締まり赤く色づきはじめます。
植え替えも可能ですが、寒くなる前には終わらせてください。

・冬

寒さに強く氷点下1~2度でも耐えられますが、湿気には弱いので霜や雪が降る地域は注意が必要です。水やりはあまりたくさん与えると土が乾きづらいので、月1回程度土の表面が湿る程度にしましょう。秋から色づきはじめたものは冬に最盛期を迎え、全体がきれいに紅葉します。

 

注意ポイント

月花美人は暑さ寒さともに強いですが、湿気と夏の直射日光を嫌います。風通しの良い明るい場所で育てましょう。
水を与えすぎると根腐れを起こすので、一年を通して乾燥気味に保ちます。特に夏は断水し、しおれてくるまでは与えないようにしましょう。
冬以外はアブラムシカイガラムシワタムシなどの害虫が付きやすいので、発見したらすぐに駆除しましょう。ピンセットで一つ一つ取り除くか、市販の殺虫剤を季節の変わり目に散布しておくと安心です。

これらのポイントをおさえ、成長と変化を楽しみながら育ててみてください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました