観葉植物 ウォーターポピーの特徴と育て方は?

ウォーターポピー 種類
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観葉植物 ウォーターポピーの特徴と育て方は?

ウォーターポピーは、名前の通りポピーに似た黄色い花を咲かせる水生植物です。
池や川などの水面に丸い葉を浮かべて生息しています。

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+特徴

ウォーターポピーはハナイ科ミズヒナゲシ属の品種で、原産地は南米です。
日本へは昭和初期頃に渡来し、観賞用として親しまれてきました。
水面を這うように横へ横へと広がっていくのが特徴で、50cm程度の幅まで成長することもあります。
丸い葉が水面を覆うように生えるため、メダカの隠れ家や暑さ対策としてビオトープにも用いられています。

夏から秋にかけては淡い黄色の花を咲かせ、見た目がポピーに似ていることから「ウォーターポピー」と名付けられました。
また、ポピーの一種であるヒナゲシに似ていることから「ミズヒナゲシ(水雛芥子)」という別名もあります。

ウォーターポピーは、水生植物の中でも浮葉植物に分類される品種です。
育てる際は、株を鉢ごと水中に沈め、水面に葉を浮かべるように水位を調整します。
丈夫な性質を持つため、環境さえ合えばどんどん葉を増やして増殖していきます。
あまりにも葉が密集しすぎてしまうと、水面に浮かず水上葉になってしまうため、株がこみいってきた場合は株分けが必要です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内でも育てられますが、きれいな花を咲かせるためにも、しっかりと日光があたるようにしてください。

・春
風通しが良く、明るい場所で管理します。
室内で育てる場合は、窓際などしっかりと日光を取り込める場所を選ぶと良いでしょう。
日陰では日照不足になり花を付けない可能性があるため、日当たりには注意してください。

水草の一種なので、育てる際は大きめの水を張った容器に鉢ごと沈めて管理します。
水やりは必要ありませんが、葉が水面に浮くように水位を調整しておくことが大切です。
少しくらいであれば水中に沈んでしまう葉があっても問題ありませんが、株のサイズに合わせて水位は調整してみてください。

肥料は春から秋にかけての2か月に1回程度、化成肥料を与えると良いでしょう。
与える際は、水中に浮かんでこないように、土の中に埋め込んでください。

また、株がこみいってきて葉が水上に出てしまうようであれば、株分けが必要です。
株分けは春の暖かい時期に行いましょう。
元気の良さそうな葉の茎を切って発根させたら、再度植え直してください。

・夏
風通しが良く、明るい場所で管理します。
暑さに強いため、基本的に春と同じような管理で問題ありませんが、水の状態をよく見ておいてください。
とくに、直射日光があたると水温が上がりすぎて株にダメージを与えてしまう可能性があります。
また、水が腐りやすいため、こまめに取り換えるようにしましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で管理しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、肥料は徐々に与えるのを控えましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
暖かい地域であれば室外でも越冬できますが、寒さには弱い性質をもつため注意が必要です。
水が凍ると株が枯れてしまうため、寒さが厳しい地域などでは室内で管理すると良いでしょう。
休眠期にあたるので、肥料は必要ありません。

ウォーターポピー

 

+病気と害虫

ウォーターポピーは、害虫などの心配がほとんどない品種です。
適度な日光と水位を保っておけば、元気に成長してくれます。

+注意ポイント

ウォーターポピーはきれいな花を咲かせるためにも、日当たりの良い場所で管理してください。
室内で育てる場合は、しっかりと日光を取り込める窓際などで育てましょう。

根が水に浸かっている必要があるため、鉢を大きめの容器などに入れ、葉が水に浮くように水位を調整してください。
また、水が腐らないように定期的に取り換えましょう。
とくに、夏場は水温が上がりやすく、水もすぐに傷んでしまうため注意が必要です。

冬場は、寒さの厳しい地域では水が凍ってしまうため、室内で管理するようにしましょう。

+一般的な価格(販売価格)

ウォーターポピーは、サイズによって価格が変わりますが、小さいポット苗は1,000円程度で販売されています。
また、メダカなどとの相性も良いため、ビオトープ用にセットで販売されていることもあります。

 

丈夫で育てやすく、黄色の可愛らしい花を咲かせてくれるウォーターポピー。
暑い時期も涼し気な目で癒してくれるので、ぜひ育ててみてください。

 

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