観葉植物 オモダカの特徴と育て方は?

オモダカ 種類
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観葉植物 オモダカの特徴と育て方は?

オモダカは、日本でも水田や用水路を中心に見られる多年草の水生植物です。
地中部にある小さな球根を改良したものは「クワイ」と呼ばれ、おせち料理などにも用いられています。

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+特徴

オモダカはオモダカ科オモダカ属の品種で、原産地は東南アジアや東アジア、西アジアです。
日本でも水田や用水路などの水辺を中心に生息しており、繁殖力の高さから水田雑草として扱われることもあります。

水中には小さな球根を持ち、食用として用いられるのが特徴です。
球根を大きく改良したものは食用の「クワイ」として、一般的なスーパーなどでも販売されています。

オモダカは漢字で「面高」と書き、成長したときの葉形が人の顔のように見えることに由来しているようです。
また、中国語では湿地を「オムダク」と呼ぶことから「オモダカ」という名前になったという説もあります。
別名の「イモグサ」は、クワイ(イモ)が採れる草が由来です。

7~10月には2cm程度の白い小さな花を咲かせます。
水中という植物があまり好まない湿った観葉できれいな花を咲かせることから、「信頼」「高潔」といった花言葉があります。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内でも育てられますが、しっかりと日光があたるようにしてください。

・春
風通しが良く、明るい場所で管理します。
室内で育てる場合は、窓際などしっかりと日光を取り込める場所を選ぶと良いでしょう。
日陰では日照不足になり上手く育たないため注意が必要です。

水やりは鉢ごと水中に沈め、根が常に水の中にいる状態にしましょう。
あまり水深が深いと日光が届かなくなってしまうため、土の表面から1~5cm上まで水があれば十分です。

肥料は春から秋にかけての2か月に1回程度、緩効性化成肥料を与えると良いでしょう。
与える際は、水中に浮かんでこないように、土の中に埋め込んでください。

・夏
風通しが良く、明るい場所で管理します。
暑さにも強いため、基本的に春と同じような管理で問題ありませんが、水の状態をよく見ておいてください。
とくに、窓際などで管理する場合、水温が上がりすぎて株にダメージを与えてしまう可能性があります。
また、水が腐りやすいため、こまめに取り換えるようにしましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で管理しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、肥料は徐々に与えるのを控えましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
寒さにも比較的強いため、室外で問題なく越冬できますが、水が凍らないように注意してください。
水が凍ると株が枯れてしまうため、寒さが厳しい地域などでは室内で管理すると良いでしょう。
休眠期にあたるので、肥料は必要ありません。

オモダカ

+病気と害虫

オモダカは、バッタヨトウムシなどの害虫がつくことがあります。
バッタは早朝、ヨトウムシは夜間に付きやすいため、朝晩に株を確認して害虫からの被害を防ぎましょう。
発見したらすぐに駆除するようにしてください。

+注意ポイント

オモダカは日光を好むため、日当たりの良い場所で管理してください。
室内で育てる場合は、しっかりと日光を取り込める窓際などで育てましょう。

育てる際は、根が常に水に浸かっている必要があるため、鉢を大きめの容器などに入れて育ててください。
水深が深すぎると上手く成長しないことがあるため注意が必要です。
土の表面から1~5cm上までの水深になるように管理しましょう。

また、水が腐らないように定期的に取り換えてください。
とくに、夏場は水温が上がりやすく、水もすぐに傷んでしまいます。

冬場は、寒さの厳しい地域では水が凍ってしまうため、室内で管理するようにしてください。

+一般的な価格(販売価格)

オモダカは、サイズや品種によって価格が変わりますが、小さいポット苗は1,000~2,000円程度で販売されています。
また、球根の状態で1つ100円前後~販売されていることもあるため、じっくりと育てたい方におすすめです。

耐暑性・耐寒性ともに強く、日本の気候に合ったオモダカ。
珍しい植物を育てたい方にもおすすめなので、ぜひ育ててみてください。

 

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