観葉植物 エバーフレッシュの特徴と育て方は?

種類
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観葉植物 エバーフレッシュの特徴と育て方は?

エバーフレッシュは、繊細な葉がたくさん生えた見た目が涼しげな観葉植物です。
小さいサイズから大きいサイズまで様々なものが販売されており、大きいものはお部屋のシンボルツリーとしても人気があります。
寒さに弱い性質をもち育てるのには少しコツがいる品種です。

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特徴

エバーフレッシュはアカネ科コヨバ属の品種で、ボリビアやブラジルなど熱帯地域を原産地とします。
日本で流通しているのは10cm~2m程度の室内で育てやすいサイズのものが多いですが、原産地では30mを超えるものも珍しくありません。

エバーフレッシュの最大の特徴は、夜に葉を閉じて就眠運動をするということです。
昼間は細かい葉が開いた状態になっていますが、夜になると葉と葉を合わせて閉じた就眠の状態になります。
就眠は、葉の水分が蒸発するのを防ぐ役割があり、繊細な葉を守るための防衛反応と言われています。

よく似た植物に「ネムノキ」があり、「エバーフレッシュ=ネムノキ」と混同されがちですが属が違う別の植物です。見た目だけでなく、「アカサヤネムノキ」という和名もネムノキと似ています。

エバーフレッシュは春から秋にかけて花を咲かせ、咲き終わった後に赤いサヤの実をつけます。この赤いサヤが和名のアカサヤネムノキの由来です。

スタイリッシュな細い枝と涼しげな葉がオシャレで、インテリアグリーンとしても親しまれています。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内でも管理できますが、窓際などに置いてしっかり日光を取り込めるようにしてください。
水を好む性質があるので、土が乾いたらたっぷり与えます。
水切れすると葉を落としてしまうことがあるので注意が必要です。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内でも育てられますが、日照不足では弱い株になってしまうので明るい場所に置き光が取り込めるようにしましょう。

水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えてください。与えた後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
また、乾燥に弱いので水やりと合わせて葉水をおこなうのがおすすめです。

肥料は薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を与えると良いでしょう。
植え替えは成長が盛んなこの時期にするのがおすすめです。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内で育てる場合はレースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにしてください。
夏場は暑さで土が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをします。
日中の暑い時間帯を避けて、夕方以降の暑さが落ち着いたタイミングに与えましょう。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室外で育てている場合は15度を下回ると株が傷むことがあるので、寒くなってきたら室内に移動させてください。
水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、気温に合わせて水やりの回数を徐々に減らしていくとよいでしょう。

・冬
冬場も、風通しと日当たりの良い場所で育てますが、寒さには弱いので室内で管理するのが安心です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。たくさん与えると土が乾きづらくなるので、土が乾いてから数日あけて与えましょう。

病気と害虫

エバーフレッシュは風通しの悪い状態が続くと、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

また、春から秋にかけて高温多湿な状態が続くと、黒い斑点が現れる「炭そ病」になることがあります。発見したら全体に広がらないように、すぐに取り除きましょう。

注意ポイント

エバーフレッシュは、冬の寒さを苦手とするので15度を下回る時期は注意が必要です。
冬は室内の明るい場所で管理し、水やり回数を減らしましょう。

春から秋は成長期にあたるため、土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
水切れすると葉が落ちてしまうこともあるので、葉水をおこないながら乾燥しすぎないようにしましょう。

年中室内でも育てられますが日照不足が続くと株が弱ってしまうので、窓際などしっかり日光を取り込める場所に置くのがおすすめです。窓際に置く際は、夏場の直射日光や西日に注意しましょう。

一般的な価格(販売価格)

エバーフレッシュはサイズによって価格が変わりますが、コンパクトなサイズのものであれば千円~6千円程度の価格で販売されています。
大きなサイズになると1万~3万円を超えるものまで様々なものが販売されているので、お部屋のシンボルツリーや開店祝いなど存在感が欲しい場合は、大きいサイズを購入するのがおすすめです。

成長も比較的早い品種なので、小さいものを購入して大きく育てるのもよいでしょう。

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