観葉植物 シマトネリコの特徴と育て方は?

シマトネリコ 種類
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観葉植物 シマトネリコの特徴と育て方は?

シマトネリコは、常緑樹でシンボルツリーとしても人気の高い植物です。
繊細な枝に小さめの葉をたくさん茂らせて、ナチュラルな優しい雰囲気を演出してくれます。

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+特徴

シマトネリコは、モクセイ科トネリコ属の品種で、原産地は日本や台湾、中国、インド、フィリピンなどの広い範囲です。
トネリコ属の中では珍しい常緑樹で、葉軸に対して左右対称に細かい葉を付ける「奇数羽状複葉」と呼ばれる葉を持ちます。

細かい葉の合いあだから漏れる光が柔らかく、庭木としてよく用いられています。
和風の庭・洋風の庭を問わず合わせやすいことから、さまざまな場所でシンボルツリーとして植えられているのが特徴です。
葉色も鮮やかな緑色をしているため、空間をぱっと明るくしてくれます。

とても丈夫な性質を持ち、成長も比較的早いため、定期的な剪定を必要とします。
剪定せずに育てると、建物の2階くらいの高さにまで成長することも珍しくありません。

上手く育てると、5月下旬から7月頃にかけて枝先に小さな白花を咲かせるため、変化も楽しめます。
剪定もしやすいため、きれいな状態をキープして育てられるのも人気の理由です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日陰でも育てられますが、日光をしっかりとあてた方が丈夫に育ちます。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
鉢植え・地植え問わず、日光をしっかりと取り込める場所を選びましょう。

鉢植えで育てる場合、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷりと水を与えます。
地植えの場合、根付いてからの水やりは基本的に必要ありません。

肥料は、鉢植えの場合は株元に緩効性の肥料を与えます。
地植えの場合は、植え付け時に堆肥を入れておけば、その他はあまり必要ありません。

・夏
風通しの良い明るい場所で育てます。
夏場も、鉢植えは土が乾いたら水やりを行いましょう。
暑さで土が乾きやすいので、状態をよく確認しておいてください。
地植えは水やりの必要はありませんが、日照りが続く場合は与えるようにしましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性もあるため、-3度程度までは室外で育てていて問題ありません。
ただ‐5度を下回る場合は、鉢植えは室内に移動させるなど寒さ対策をしてください。
-5度を下回るような地域では地植えに向かないため、あらかじめ注意しておきましょう。

休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えてください。
たくさん与えると土が乾かずに根腐れを起こしてしまうため、様子を見ながらにしましょう。
地植えの場合は、特別水やりの必要はありません。

シマトネリコ

 

+病気と害虫

シマトネリコは丈夫な性質を持つため、病害虫の心配はほとんどありません。
ただし、株が弱ってくると葉が黄色くなったり落葉が増えるなどのトラブルが起こります。
葉が茂りすぎないように定期的に剪定を行い、風通しを良くしておきましょう。

+注意ポイント

シマトネリコは、鉢植え・地植え問わず育てられます。
ただし、-5度を下回ると枯れてしまうため、寒さが厳しい地域では鉢植えで育てるようにしましょう。
耐陰性もありますが、一年を通して日光をたっぷりと取り込めるよう明るい場所で育ててください。

水やりは、鉢植えの場合は土が乾いたら与えますが、地植えの場合は基本必要ありません。
ただ、夏場に日照りが続く場合は、水を与えましょう。

シマトネリコは丈夫な性質を持ち生命力も高いため、地植えする場合は場所選びにも注意しなければいけません。
近くにコンクリートがあったり水道管がある場所は、根が突き破ってしまう可能性もあるため避けましょう。

 

+一般的な価格(販売価格)

シマトネリコはサイズによって価格が変わり、比較的コンパクトなサイズであれば10,000円以内で購入できます。
庭木などシンボルツリーになるような大きい株は20,000円以上するものもあるため、好みのサイズや置き場所に合わせて選んでください。

葉をたくさん茂らせてナチュラルな優しい雰囲気を演出してくれるシマトネリコ。
シンボルツリーを探している方はぜひ育ててみてください。

 

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