観葉植物 レインボーファン(コンテリクラマゴケ)の特徴と育て方は?
レインボーファンは、光のあたり具合で葉色が変わる観葉植物です。
グラデーションがかった葉は美しく、観葉植物としてだけでなくテラリウム用にも人気があります。
+特徴
レインボーファンは、イワヒバ科イワヒバ属の品種で、中国南部を原産地とします。
コンテリクラマゴケという別名があることから、コケの仲間だと思われがちですが、実際はシダ植物の仲間です。
鮮やかなエメラルドグリーンの小さな葉をたくさん茂らせ、光があたると葉色は変わります。
キラキラと光る葉は、見る角度によってさまざまな色に変化するため、レインボーファンという名前で呼ばれています。
観葉植物として多くの人に親しまれていますが、ガラス容器などで育てるテラリウムも人気です。
また、地面を這うように成長していく匍匐性があるため、お庭のグランドカバーにも向いています。
ただし、レインボーファンは強い日差しや乾燥を嫌うため、植える場所には注意が必要です。
グランドカバーとして植える場合は、家の陰になるような場所を選ぶと良いでしょう。
環境が合えば、どんどん葉を増やして成長してくれます。
+育て方
一年を通して、半日陰の湿った場所で管理しましょう。
寒さが厳しい地域では、地植えではなく鉢植えで育てるのがおすすめです。
・春
強い光は苦手とするため、レースカーテン越しの窓際など、柔らかい光があたる場所で育てましょう。
グランドカバーとして育てる場合も、日陰になる場所に植えてください。
水やりは、土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
乾燥に弱く、水切れすると枯れてしまいます。
状態をよく観察して、湿潤な環境を保つようにしてください。
肥料は、薄めた液体肥料などを与えるのがおすすめです。
・夏
夏場は日差しが強くなるため、直射日光にあたらないよう注意してください。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば半日陰くらいの場所を選んで育てましょう。
水やりは、春と同様たっぷりと与えますが、夏はとくに水切れを起こしやすいため気を付けてください。
また、日中の暑さが厳しい時間帯に与えると株が傷んでしまう可能性もあるため、朝や夕方に与えるようにしましょう。
・秋
春・夏と同様、レースカーテン越しの窓際や半日陰の場所で育ててください。
水やりは、水切れを起こさないように、土の表面が乾いたら行います。
冬が近づくにつれて気温が下がってきたら、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしていきましょう。
春に与えたように、薄めた液体肥料を施してください。
・冬
レインボーファンは寒さに弱いため、冬場は室内で育てるようにしましょう。
レースカーテン越しの窓際などに置き、暖房の風が直接あたらないようにしてください。
冬場は休眠期にあたるため、水やり回数を減らします。
ただし、暖房の効いた部屋では他の季節と同様に成長するため、水やりも同じように行ってください。
肥料は基本的に必要ありません。
+病気と害虫
レインボーファンは、病害虫の心配は少ない品種です。
しかし、乾燥した状態が続くと、ハダニなどの害虫がつくこともあります。
放置すると葉の養分を吸い取られてしまうため、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
また、葉水を行うことで防止できるため、水やりと合わせて行いましょう。
+注意ポイント
レインボーファンは、強い日光を苦手とします。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、日当たりに注意して育てましょう。
また、乾燥にも弱い品種です。
水切れをしないように、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
水やりと合わせて霧吹きなどで葉水も行いましょう。
冬場は、室内の暖かい場所に移動させ、暖房の風などが直接あたらないようにしてください。
冬場は休眠期にあたりますが、暖かい室内であれば他の季節と同様に成長します。
成長が見られる場合は、水やりをしっかりと行い、水切れしないようにしてください。
+一般的な価格(販売価格)
レインボーファンは、サイズによって価格が変わりますが、ポット苗程度の小さいサイズの株であれば500~1,000円程度で購入可能です。
吊り鉢などに仕立てられたボリューム感のある株も販売されているため、好みの見た目のものを選ぶと良いでしょう。
キラキラ光る小さな葉のグラデーションが美しいレインボーファン。
インテリアグリーンとしてぜひ育ててみてください。
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