観葉植物 インドボダイジュの特徴と育て方は?

インドボダイジュ 種類
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観葉植物 インドボダイジュの特徴と育て方は?

インドボダイジュは、スッと伸びた枝にハート型の可愛らしい葉をつける観葉植物です。
「仏教三大聖樹」のひとつとされており、神聖な木としてお寺などでも育てられています。

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+特徴

インドボダイジュは、クワ科フィカス属の品種で、原産地はインドや東南アジアです。
熱帯雨林地域を中心に自生しており、原産地のインドでは街路樹などとしても親しまれています。

スッと伸びた枝に、先端が細長く伸びたハート型の葉を付けるのが特徴です。
この細長く伸びた葉の形は、雨が多い地域に自生している植物ならではのもので、雨がスムーズに流れるように発達したといわれています。

お釈迦様がこの木の下で49日間瞑想し、悟りを開いたとされていることから、仏教では「ムユウジュ」「サラソウジュ」と共に三大聖樹の1つとして大切にされているようです。
現在でも、お寺などでは神聖な木として多く育てられています。

また、インドでは古くからインドボダイジュの葉を抗炎症剤、果実を下剤として治療に用いており、人々の生活に欠かせないものとして使用されています。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
しっかりと日光をあてた方が丈夫な株に育ちますが、直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。
肥料は春から秋にかけての月に1回程度、緩効性化成肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
また、水切れしやすいので、状態をこまめに見ておきましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
春・夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
室外で管理している場合は、冬が近づくにつれて気温が下がってくると株が傷んでしまう可能性があるため注意が必要です。
また、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしていきましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さには弱いため室内で管理しましょう。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
窓際などに置く場合は、朝晩の温度変化に注意が必要です。

休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日開けて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
肥料も必要ありません。

インドボダイジュ

 

+病気と害虫

インドボダイジュは、ハダニカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

インドボダイジュは明るい場所を好みますが、直射日光をあてると葉焼けをおこすことがあります。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、適度に遮光できる場所で管理してください。
室内の蛍光灯の光ばかりでは徒長したり、葉の色が薄くなることがあります。

また、寒さには弱いため、室外で管理している場合も冬場は室内に移動させてください。
10度を下回る環境では、枯れてしまう可能性があります。

水やりは基本的に土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎると根腐れをおこしてしまうので、様子を見ながらにしましょう。

害虫の発生を防ぐためにも、葉水は季節問わず定期的におこなってください。

+一般的な価格(販売価格)

インドボダイジュはサイズによって価格が変わり、3,000円前後~大きい株は数万円するものも販売されているようです。
名前がよく似た、シナノキ科のセイヨウボダイジュなども販売されているため、購入時は間違えないように注意してください。

ハート型の葉が可愛らしく、神聖な木として親しまれているインドボダイジュ。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

 

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