観葉植物 ナナカマドの特徴と育て方は?

ナナカマド 種類
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観葉植物 ナナカマドの特徴と育て方は?

ナナカマドは、北海道から九州までの広い範囲の山に生息する落葉樹です。
夏には小さな花を咲かせたり、秋には真っ赤な実を付けるなど、四季折々の姿を楽しめます。

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+特徴

ナナカマドは、バラ科ナナカマド属の品種で、原産地は日本です。
北海道から九州、朝鮮半島、樺太などの広い範囲に生息しており、奥深い山々に自生しています。
春に芽を出し、夏には小さくて可愛らしい白い花、秋には真っ赤な丸い果実を付けるなど、季節ごとにさまざまな姿を見られるのが特徴です。
中でも葉は、小さい葉が複数集まって一枚になる「奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)」と呼ばれており、紅葉した姿は人々の目を惹く美しさがあります。

ナナカマドは漢字で「七竈」と書き、材質が硬くて「7回竈(かまど)にくべても燃えきらずに残る」「炭を作るためには7回焼かなければいけない」などの理由で名前が付けられたと言われています。
実際のところ、燃えにくいことはあまりなく、ゆっくりと燃えて良質な白炭になるそうです。
正式名称はナナカマドですが、生け花の世界では「ライデンボク(雷電木)」「ライデン」という別名でも呼ばれています。
これは、「赤い実のなる木=赤実成の木(あかみなりのき)」の初めの「あ」が抜けて「かみなりのき」と呼ばれるようになったという少し特異な由来のようです。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日当たりが悪いと傷んでしまうことがあるため注意しましょう。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
日当たりの良い場所に地植えするのがおすすめですが、鉢植えや盆栽などでも問題ありません。
日光の当たり具合に合わせて、置き場所を工夫すると良いでしょう。

水やりは土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
地植えしている場合は、雨水だけでも大丈夫です。

ナナカマドは生命力が強いため、肥料は基本的に必要ありません。
ただし、土が痩せていて生育が悪い場合は、堆肥や腐葉土を土に混ぜてみてください。

・夏
風通しが良く明るい場所で育てます。

夏場は土が乾きやすいため、こまめにチェックして水を与えるようにしてください。
乾燥は苦手とするため、鉢植え・地植え問わず、土が乾いたら水を与えるようにしましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
春・夏と同様、しっかりと日光があたる場所で管理してください。
また、土が乾いたら水を与えるようにしましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性もあるので、室外で問題なく育てられます。
ただし、日光がしっかりとあたるように、日当たりを確認しておいてください。

気温が低い時期は生育が遅くなるため、土に堆肥や腐葉土を足しても良いでしょう。

ナナカマド

 

+病気と害虫

ナナカマドを寒い地域で育てる場合、病害虫の心配はありません。
しかし、温暖な地域で育てる場合、葉に白いカビが生えるウドンコ病に注意が必要です。
また、アブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくこともあるため、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

 

+注意ポイント

ナナカマドは生命力が強く、暑さ・寒さにも対応してくれますが、日照不足にならないように注意が必要です。
日光がしっかりあたる場所で地植えするのが理想ですが、鉢植えや盆栽でも日光があたる場所に置くようにしてください。

水やりは土が乾いたらたっぷりと与えましょう。
乾燥は苦手とするため、土の状態はこまめに確認するようにしてください。
とくに、夏場は土が乾燥しやすいため注意しましょう。

+一般的な価格(販売価格)

ナナカマドはサイズによって価格が変わりますが、ポット苗などの小さいサイズであれば1,000円以下で購入可能です。
樹高が30~40cm程度になると、2,000~3,000円程度の価格になります。

 

丈夫で育てやすく、1年を通して変化を楽しめるナナカマド。
ぜひ、四季折々の姿を体感しながら育ててみてください。

 

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