観葉植物 オオタニワタリの特徴と育て方は?

オオタニワタリ 種類
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観葉植物 オオタニワタリの特徴と育て方は?

オオタニワタリは、アスプレニウム属の一種である常緑性のシダ植物です。
縁が波打ったような独特な形の葉は観賞用に、新芽は食用として用いられることもあります。

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+特徴

オオタニワタリは、チャセンシダ科アスプレニウム属の品種で、日本南部から台湾を原産地とします。
縁が波打った昆布のような形の葉を、放射状に広げながら成長するのが特徴です。
自生地では、他の木の幹に着生しながら生息しています。

一般的に、葉を楽しむ観葉植物として親しまれていますが、沖縄や石垣島、台湾では新芽を食用として用いる習慣があり、市場などで野菜として販売されているようです。
灰汁が少なくコリコリとした食感から、おひたしや天ぷら、チャンプルーなど、さまざまな料理に使用されています。

観賞用には、オオタニワタリと近隣種である「シマオオタニワタリ」という品種も多く販売されており、中でも園芸品種として改良された「アビス」が育てやすく人気です。
トロピカルな雰囲気のある独特な形の葉は、フラワーアレンジメントの花材として用いられることもあります。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
しっかりと日光をあてた方が丈夫な株に育ちますが、直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土が完全に乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。

肥料はあまり必要としませんが、与えた方が成長が早くなるため、薄めた液体肥料などを与えても良いでしょう。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
春・夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしていきましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さには弱いため室内で管理しましょう。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
窓際などに置く場合は、朝晩温度が下がりやすいので注意が必要です。

休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が完全に乾いてから数日開けて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
肥料も必要ありません。

オオタニワタリ

 

+病気と害虫

オオタニワタリは、ハダニアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

オオタニワタリは明るい場所を好みますが、直射日光をあてると葉焼けをおこすことがあります。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、適度に遮光できる場所で管理してください。
また、寒さには弱いため、室外で管理している場合も冬場は室内に移動させた方が安心です。

水やりは基本的に土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎると根腐れをおこしてしまうので、様子を見ながらにしましょう。

+一般的な価格(販売価格)

オオタニワタリはサイズによって価格が変わりますが、小さめのサイズであれば1,000円以下で購入可能です。
大きいサイズになると5,000円~1万円程度するものもあるため、置き場所や好みから選ぶと良いでしょう。

観賞だけでなく食用としても人々に親しまれているオオタニワタリ。
トロピカルな雰囲気をぜひ体感してみてください。

 

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