観葉植物 ケンチャヤシの特徴と育て方は?
ケンチャヤシは、シュッと伸びた濃い緑の葉が美しい観葉植物です。
ヤシ科の中でも耐陰性が高い品種なので、お部屋のインテリアグリーンとしても人気があります。
+特徴
ケンチャヤシはヤシ科ハウエア属の品種で、原産地はオーストラリアです。
日本で一般的に流通しているケンチャヤシは1~2m前後のサイズが多いですが、自生しているものは20mを超えるような大きさになります。
ヤシ科といえば、「アレカヤシ」「テーブルヤシ」「シュロチク」などが一般的で、園芸店やホームセンターを中心にさまざまなところで販売されていますが、近年育てやすさから人気を集めているのがケンチャヤシです。
見た目はアレカヤシとよく似ていますが、アレカヤシに比べると葉が少なくスッキリとした印象です。
また、耐陰性も強く、ヤシ科の中で最も育てやすい品種といわれています。
ケンチャヤシは一般的な店舗ではあまり販売されておらず、インターネットなどから購入が可能です。
希少な品種ですが扱いやすい特徴があります。
上にシュッと伸びる葉姿は風水的にも良く、引っ越し祝いや開店祝いなどプレゼントにもおすすめの品種です。
丈夫な性質をもつため、初心者の方でも安心して育てられます。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
耐陰性が強いため室内でも育てられますが、日光をあてるとより丈夫な株に育ちます。
観葉植物用などの水はけの良い土を使用するのがおすすめです。
・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
耐陰性が強く室内・室外問わず育てられますが、適度に日光をあてた方が強い株に育つため明るい場所で管理しましょう。
室内であれば窓際など、光が差し込む場所に置くのがおすすめです。
水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
また、乾燥しすぎないように定期的に霧吹きで葉水をおこなうと効果的です。
肥料は2か月に1回程度、緩効性肥料を与えると良いでしょう。
・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光には注意が必要です。
室内で育てる場合はレースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、日光のあたり具合によって適度に遮光してください。
土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、暑さで鉢内が蒸れないように夕方以降の時間帯に与えましょう。
葉水も忘れずおこなってください。
・秋
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
10月初旬ごろまでは強い日差しに注意しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がり始めたら、水やりの回数を徐々に減らしてください。
・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、霜や雪が降るような地域では室内で管理するようにしてください。
寒さにも比較的耐えられる丈夫な品種なので、霜や雪が降らない地域では室外での越冬も可能です。
室内で育てる場合は窓際など明るい場所に置き、暖房の風が直接あたらないようにしてください。
室外で育てる場合は、雨水がかからない明るい場所が良いでしょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日あけて与えてください。
たくさん与えると土が乾かず、根腐れをおこすことがあります。
出典:https://item.rakuten.co.jp/
+病気と害虫
ケンチャヤシは、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
定期的に葉水をすると害虫がつくのを抑えられるので、忘れずおこないましょう。
+注意ポイント
ケンチャヤシは丈夫で育てやすい品種ですが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば適度に遮光できる場所に置きましょう。
また、強い風にあたると葉と葉がこすれて傷んでしまいます。
室外で育てる場合は、日光だけでなく風の強さも確認しておきましょう。
耐陰性が強いですが、全く日光をあてなくても良いというわけではありません。
丈夫な株に育てるためにも、明るい場所で育ててください。
水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎは根腐れの原因になるので注意しましょう。
特に、冬場は休眠期で水をあまり吸わなくなるので乾燥気味を保ってください。
季節問わず、葉水はこまめにおこなうようにしましょう。
+一般的な価格(販売価格)
ケンチャヤシはサイズによって価格が変わりますが、室内でも飾りやすい50cm~1m程度のサイズのものは数千円~1万円以内で購入可能です。
大きいサイズになると1~3万円するものもあるので、飾る場所やプレゼントの場合は予算を決めて探すと良いでしょう。
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