観葉植物 オリズルランの特徴と育て方は?

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観葉植物 オリズルランの特徴と育て方は?

オリヅルランはすっと伸びた葉と白い斑が美しく、インテリアグリーンとしても人気があります。
丈夫で育てやすいことから、初心者の方にもおすすめの品種です。

 

 

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特徴

オリヅルランはキジカクシ科オリヅルラン属の品種で、原産地は南アフリカ東部や西アフリカです。湿潤な森の木々の間などに自生しており、200種類以上の品種が存在します。

一般的に流通しているものの多くは「ソトフオリヅルラン」「ナカフヒロハオリヅルラン」で、すっと細長い緑色の葉に白い線のような模様の斑が入っているのが特徴です。

オリヅルランは成長してくると、根元からランナーとよばれる細い茎を出して子株を作ります。子株が折り鶴のように見えることから「オリヅルラン」という和名がつけられました。
また、英名には「スパイダープラント(Spider plant)」という名前がつけられており、葉姿が蜘蛛に似ていることから由来しているようです。
美しい斑入りの葉を楽しむ品種ですが、春から秋にかけてはランナーの先に白い小さな花を咲かせます。

かつてNASAがおこなった空気清浄研究で、オリヅルランは空気清浄効果の高い植物と認められました。中でもホルムアルデヒドの除去能力に優れており、室内の環境改善に役立つ「エコプラント」としても知られています。

成長が比較的早く丈夫な性質を持つため、初心者の方にもおすすめの品種です。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
耐陰性があるため室内でも育てられますが、きれいな葉を保つためにも明るい場所を選んでください。
根が多肉質で貯水できる性質を持つため乾燥に強く、多湿な環境を嫌います。
水やりはしっかりと土が乾いてから与えましょう。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内で育てる場合は、しっかりと光が取り込める窓際などの場所に置きましょう。
水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。

肥料を与えなくても成長しますが、薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を与えることで葉の色つやを良くすることができます。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内で育てる場合はレースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにしてください。
夏場は暑さで鉢内が蒸れやすいので、暑さが落ち着いた夕方以降の時間帯に水を与えましょう。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、徐々に日光をあてていきましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
冬場も風通しと日当たりの良い場所で育てますが、雪や霜が降る寒い地域では室内で管理するのが安心です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながら与えましょう。

病気と害虫

オリヅルランはハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に室外で育てていると害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

注意ポイント

オリヅルランは丈夫で育てやすい品種ですが、水のやりすぎには注意が必要です。
根に水を蓄える性質があるため、乾燥気味にした方が根腐れの心配がなく育てられます。

耐陰性があるため室内でも問題なく育てられますが、適度に日光をあてた方が丈夫に育ちます。室内であれば窓際などの明るい光が織り込める場所、室外であれば直射日光のあたらない明るい場所に置きましょう。
一年を通して室外で育てる場合は、雪や霜にあたらないように軒下などに置くようにしてください。気温が0度を下回る地域では、室内で育てるのが安心です。

一般的な価格(販売価格)

オリヅルランはサイズによって価格が変わりますが、100円~数千円程度と比較的安い価格で販売されています。
サイズが大きいものはハンギングなどで販売されていることが多く、数千円程度で立派な株を購入できます。
お部屋のインテリアにしたいという方は、ハンギングタイプを選ぶのも良いでしょう。

最近では100円ショップでも取扱われていることがあるので、小さい苗をデスクなどに飾って育てるのもおすすめです。

葉姿がさわやかで美しいオリヅルラン。
ぜひ育ててみてください。

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