観葉植物 フェニックスの特徴と育て方は?
フェニックスは、まっすぐ伸びた幹と羽を広げたような葉姿が美しい観葉植物です。
管理が比較的簡単で育てやすいことから、初心者の方にも人気があります。
+特徴
フェニックスは、インドシナを原産地とするヤシ科ナツメヤシ属の品種です。
正式名は「フェニックス・ロベレニー」という名前で、ヤシの木の王様と呼ばれるほど親しまれています。
アジアやアフリカなどの暖かい地域に約17種類の品種が自生しており、日本でも温暖多雨な気候の八丈島で生産されています。
フェニックスはまっすぐに伸びた幹と、羽を大きく広げたような美しい葉が特徴です。
葉だけでもアレンジメントなどによく用いられており、華やかな雰囲気で人気があります。
また、風水的にも良い植物と言われており、シャープな形の葉はやる気を高める効果があるそうです。
注意したいのは、葉に近い幹の上部分にはトゲがあるという点です。
誤って触るとケガをしてしまう可能性があるので注意してください。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、日光をしっかりとあてた方が丈夫な株に育ちます。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てましょう。
耐陰性があるため室内・室外問わず育てられますが、しっかりと日光をあてた方が丈夫な株に育ちます。
室内で育てる場合は窓際などの明るい場所に置き、週2~3回は室外に出すのがおすすめです。
水やりは土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
フェニックスは水をよく吸うため、水切れしないようにしてください。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。
肥料を与える場合は、春から秋にかけて2か月に1回程度緩効性肥料を与えると良いでしょう。
・夏
風通しが良く明るい場所で育てます。
直射日光にも強い性質をもつため、室外での管理も問題ありません。
しかし、室内で管理していた株をいきなり直射日光にあてると、刺激が強すぎて傷んでしまう可能性があるため注意してください。
また、室内で育てる場合は、冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
夏場は暑さで土が乾きやすいので、水切れしないように表面が乾いたら水やりをします。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。
・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、霜や雪があたると枯れてしまうので注意しましょう。
気温が5度を下回るようであれば、室内の暖かい場所で管理してください。
明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
また、窓際などに置く場合は朝晩気温が下がりやすいので注意しましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
肥料も必要ありません。
出典:https://item.rakuten.co.jp/leamalapua/
+病気と害虫
フェニックスはハダニやカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。
+注意ポイント
フェニックスは水を多く必要とする植物なので、水切れしないように注意しましょう。
とくに、夏場は暑さで土が乾きやすいため、こまめにチェックしてください。
与える際は日中の暑い時間帯を避けて、夕方以降にしましょう。
冬は反対に休眠期なので、水をあまり必要としません。
与えすぎると鉢内が乾かず根腐れをおこしてしまうので注意してください。
乾燥のしすぎや害虫を防ぐためにも、葉水は定期的に行いましょう。
フェニックスは耐陰性があり、室内・室外どちらでも育てられます。
しかし、葉の色艶を良くして丈夫な株に育てるためにも、日光を取り込める明るい場所で管理してください。
室内であれば、冷暖房の風があたらない窓際などがおすすめです。
+一般的な価格(販売価格)
フェニックスはサイズによって価格が変わり、小さめの鉢植えであれば5,000~1万円程度で購入できます。
店舗の入口やホテルのロビーに置いてあるような大きいサイズになると、2~5万円以上するものもあるため、好みのサイズを探してみてください。
南国ムード漂う美しい葉が魅力のフェニックス。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。
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