観葉植物 カポックの特徴と育て方は?

カポック 種類
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観葉植物 カポックの特徴と育て方は?

カポックは、園芸店やホームセンター、雑貨店など、さまざまなところで販売されている観葉植物です。
丈夫で育てやすく、成長も早いことから、初心者の方にも人気があります。

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+特徴

カポックは、シェフレラとも呼ばれるウコギ科シェフレラ属の品種で、原産地は中国南部や台湾です。
本来、カポックはアオイ科セイバ属の品種である「パンヤ(カポック)」のため、シェフレラとは別の植物をさします。
しかし、シェフレラが日本に渡来したときに、葉の形がよく似ていて間違えられたことから、現在でも「カポック=シェフレラ」とされているようです。
カポックという名前で呼ぶのは日本だけで、海外ではシェフレラと呼ばれています。

カポックは手を広げたような葉姿が可愛らしく、丈夫で育てやすいことから人気の品種です。
成長速度も早く、品種によってはビルの2階くらいの高さまで大きくなることもあります。
日本で一般的に流通している品種は、小さめの葉をたくさんつける「ホンコンカポック」や、葉に黄色い斑が入った「シェフレラ・トリネッティ」などです。
他にもさまざまな品種があり、葉の形や見た目が少しずつ異なります。

植物を育てた経験がない初心者の方でも安心して育てられる品種で、最近では100円ショップでも取り扱われているほど人気があります。
風水的にも縁起が良いとされているので、プレゼントとして贈るのもおすすめです。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、直射日光は葉焼けの原因になるので適度に遮光できる場所で育ててください。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。
肥料はあまり必要としませんが、与える場合は春から秋にかけて2か月に1回程度緩効性肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光しても良いです。

夏場は暑さで土が乾きやすいので、表面が乾いたら水やりをします。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てましょう。
寒さにも比較的強い性質を持つため、室外での越冬も可能です。
しかし、寒さが厳しい地域など、霜や雪が降る場合は室内で管理しましょう。
室内で管理する場合は明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
肥料も必要ありません。

カポック

+病気と害虫

カポックはハダニカイガラムシ、アブラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

カポックは直射日光を苦手とするので日当たりには注意してください。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理すると良いでしょう。
耐陰性がありますが、日照不足では弱い株になってしまうため適度に日光をあてるのがおすすめです。

また、寒さには強い性質を持ちますが、霜や雪があたると株が傷んでしまう可能性があります。
寒さが厳しい地域の場合は、室内で管理するのが安心でしょう。

基本的に土が乾いたらたっぷりと水を与え、害虫の発生を防ぐためにも葉水は定期的におこなってください。

+一般的な価格(販売価格)

カポックはサイズや品種によって価格が変わりますが、小さいサイズであれば100~500円程度で購入できます。
大きい株や珍しい品種になると5,000円以上するものもあるため、好みのサイズや置き場所に合わせて選んでください。
最近は100円ショップなどでも取扱いがあるため、小さいサイズから大きく成長させていくのもおすすめです。

お手入れに自信がなくても上部にどんどん成長してくれるカポック。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

 

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