プレクトランサス属は、草本の多年生植物の属ですが 種類の中に多肉植物があります。ここでは、代表的な種類のアロマティスカスを紹介します。
アロマティカスは、多肉植物とハーブの両方に分類され食べられる多肉植物として有名です。ミントによく似た爽やかな香りがするので、料理や飲み物の香りづけや、ハーブティーにして飲むこともできます。抗菌作用もあるため、東南アジアではやけどの傷口に塗るなどメディカルプランツとしても親しまれています。多肉植物としては珍しく、育てるだけでなく収穫の楽しみがあることが最大の魅力でしょう。
特徴
アロマティカスは、別名アロマチクスやキューバンオレガノとも呼ばれます。インドから南アフリカを原産地とするため、乾燥に強く寒さが苦手です。成長スピードは早く、枝分かれしながら上に伸びます。葉は、水分をたっぷりと蓄えているためぷにぷにとした触感で、白い産毛にびっしりと覆われています。アロマティカスは、かわいらしい見た目や匂いを楽しめるほか、病気や害虫が付きにくいため人気があります。
季節型
夏型ですが、春と秋にも大きく成長するため春秋型に近いとも言われています。冬は休眠期に入ります。
育て方
葉に水分を多く蓄えているため、乾燥に強く湿度に弱い性質があります。一年を通して乾燥気味に育てるようにしましょう。また、10度を下回ると枯れる恐れがあるため、冬は室内に移動できるよう鉢植えがおすすめです。
・春と秋は、成長の季節です。直射日光の当たる風通しの良い場所に置きましょう。水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れるまでたっぷりと与えましょう。
・夏は、春よりも成長が旺盛になります。水を欲しがりますが、日中は避け夕方の涼しい時間い地面の表面が濡れる程度に水やりをしましょう。また、湿度に弱いため、風通しの良い場所に置き、こまめに剪定をして葉が密集しすぎないようにしましょう。直射日光は葉の変色の原因になります。適度に明るい場所に置きましょう。
・冬は、アロマティカスが一番苦手とする季節です。直射日光の当たる風通しの良い室内に置きましょう。ただし10度を下回る日はより暖かい場所に移動させましょう。水は月に1~2回を目安に乾燥気味に育てましょう。
注意
アロマティカスは大きく成長し過ぎると香りが薄れることがあります。こまめに剪定やさし木を行い、小さく育てることでいつまでも香りを楽しむことができます。
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