多肉植物の増やし方!「挿し木」「葉挿し」「株分け」ってどうするの?!

植え替えと増やし方
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多肉植物の増やし方!「挿し木」「葉挿し」「株分け」ってどうするの?!

多肉植物の増やし方3種類をご紹介!

多肉植物は生命力が強いため、ポイントをおさえると簡単に増やすことができます。
今回は3種類の増やし方をご紹介しますので、育てている多肉植物を増やしたいという方はぜひチェックしてみてください。

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増やし方の基本の3種類の方法

多肉植物の増やし方には「挿し木」「葉挿し」「株分け」の3種類があります。
品種によって合う方法が異なるので、それぞれの特性を見てみましょう。

挿し木

挿し木は、増やしたい植物の茎を切り、土に挿して発根させる方法です。
茎だけが伸びて徒長してしまった株を整えたり、弱っている株を再生するために用いることもあります。

適した品種(属性)

・乙女心(セダム属)
・金のなる木(クラッスラ属)
・黒法師(アエオニウム属)
・月兎耳(カランコエ属)

クラッスラ属

金のなる木

黒法師

黒法師

月兎耳

月兎耳

時期

挿し木をしたい品種の、成長期にあたる時期を選んでおこないましょう。

準備するもの

・多肉植物
・清潔なハサミ
・多肉植物に合ったサイズの鉢
・水はけのよい土
・挿し穂を乾燥させる時に入れておく小瓶など

手順

元気な葉がついている茎を選び、3~5cm程度の長さで切ります。
茎の根元に葉がついている場合は、あらかじめ取り除いておきましょう。

整えた挿し穂を小瓶などに挿して、まっすぐな状態で切り口を乾燥させます。
寝かせて乾燥させると茎が曲がってしまうことがあるので、なるべく立てて乾燥させてください。

鉢に水はけのよい土を準備し、挿し穂から根が出始めたら植えましょう。乾燥中から植えた後も、しばらくは明るい日陰などで管理し日光があたりすぎないようにしてください。

水やりの仕方

挿し芽を乾燥させている期間は水やりをせず、発根して土に植えてから少しずつ与えましょう。

注意ポイント

挿し木は、元気な葉がついた茎を使うようにしましょう。
切った茎の根元に葉がついている場合は取り除き、寝かさず立てた状態で数日間乾燥させます。
発根したら土に植えて、初めのうちは少しずつ水やりをしてください。しっかりと根が張るまでは、強い日光にはあてずに明るい日陰などで管理しましょう。

葉挿し

葉挿しは、葉を直接土に置いて発根させる多肉植物特有の増やし方です。
手入れの際に取れてしまった葉を使って増やすことができるので、一番手軽にできる方法といえます。

適した品種(属性)

・朧月(グラプトペタルム属)
・月花美人(パキフィツム属)
・虹の玉(セダム属)
・春うらら(エケベリア属)

朧月

月花美人

虹の玉

虹の玉

時期

品種によって適した時期は違うので、それぞれの成長期に合わせておこなうと良いでしょう。成長期が分からない場合でも、春や秋の気候が良い時期におこない、夏・冬・湿気の多い梅雨は避けるようにしてください。

準備するもの

・多肉植物の葉
・バットやお皿などの底の浅い容器
・水はけのよい土

手順

多肉植物の葉を用意します。すでに取れてしまった葉を使うか、新たに採取する場合は葉を左右に優しく動かし茎から取り外してください。葉の根本に傷ができていないかよくみて、きれいな状態の葉を使いましょう。

バットやお皿などの浅い容器に、水はけのよい土を入れて平らにならします。土は濡らさず乾いたものを使うようにしてください。
土を用意したら、採取した葉の表面を上に向けて並べます。葉挿しという名前から土に挿すと思われがちですが、土には挿さないようにしましょう。
根や新しい葉がでてくるまで強い光があたらない場所で管理してください。

水やりの仕方

葉から根が出てくるまでは、水やりをせずに管理しましょう。
根が出てきたことを確認したら、水を与え始めてください。

注意ポイント

葉挿しは、葉の根元がきれいなものを使うようにしましょう。傷があるとうまく根がでないことがあります。乾いた水はけのよい土の上に並べた後は、根が出るまで水やりはせずに管理してください。

株分け

株分けは、もともとの親株と新しく出てきた子株を分けて植える方法です。

適した品種(属性)

・銀杯(クラッスラ属)
・笹の雪(アガベ属)
・十二の巻(ハオルシア属)
・桃太郎(エケベリア属)

桃太郎

桃太郎

時期

株分けをする品種の、成長期前から成長期の初め頃におこなうと良いでしょう。植え替えの際に合わせておこなうと手間が省けるのでおすすめです。

準備するもの

・多肉植物
・清潔なハサミ
・多肉植物に合ったサイズの鉢
・水はけのよい土
・ピンセット

手順

鉢を外して土ごと取り出したら、土を落としながら根をほぐしましょう。親株から子株を分ける時、無理に引っ張ると根がちぎれてしまうので、優しくほぐすようにしてください。

株を分けたら、茶色くなっていたり、軽く引っ張って抜けるような根を取り除きます。また、病気や害虫がついていないかも合わせて確認しましょう。

根をきれいに整えたら、それぞれ鉢に植えて明るい日陰で管理してください。

水やりの仕方

しっかり根がついている状態であれば、株分けの数日後から通常通り水やりをしましょう。根が太いハオルシア属などの品種は、植え替え後すぐに水やりをしてください。

 

注意ポイント

株分けは、親株と子株を分ける際に無理に引っ張って根がちぎれないようにしましょう。
根をほぐれやすくするために、株分けをする1週間程度前から水やりを控えて、土や根を乾燥させておきます。枯れている根は植え替える前に取り外してください。

植え替え後、根がしっかり張るまでは明るい日陰で管理し、水は数日おいてから与えてください。根が太い品種は植え替え直後から水やりが必要なので、それぞれの品種に合わせて管理しましょう。

まとめ

今回は多肉植物の3種類の増やし方をご紹介しました。
茎を使って増やす「挿し木」、葉を使って増やす「葉挿し」、親株と子株を分けて増やす「株分け」3種類それぞれ合う品種が異なります。
育てている品種に合う方法を見つけて、ぜひ多肉植物を増やしてみてください。

 

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