グリーンネックレスの仲間!種類は?増やし方は?
まんまるな葉が可愛らしいグリーンネックレス。
ハンギングや寄せ植えとしても売られていたりと人気が高い品種ですが、仲間がいるのはご存じでしょうか。
今回は、様々な形の葉をもつグリーンネックレスの仲間と、増やし方についてご紹介します。お気に入りの品種を見つけてみてください。
特徴
グリーンネックレスには、葉の形が異なる様々な仲間がいます。どの品種もグリーンネックレスと同様、つるに粒々の葉がついており、一つ一つの葉にはたくさんの水分が蓄えられています。
砂漠地域が原産地のため、乾燥には強く湿気を嫌う特徴があり、きれいな葉を保ちながら育てていくのは少しコツが必要です。
同じ仲間(代表的なもの5種類ほど)
ピーチネックレス
ピーチネックレスは、グリーンネックレスのまんまるな形の葉に比べて、先端が少しとがった形をした葉です。桃の形に似ていることからピーチネックレスとよばれています。
ネックレス系の多肉植物のなかでも、丈夫で育てやすい品種とされており、成長スピードも早めです。
ドルフィンネックレス
ドルフィンネックレスは名前の通り、イルカに似た形の葉が特徴的な品種です。
同じセネシオ属の七宝樹(しちほうじゅ)と、グリーンネックレスを掛け合わせたもので、育てるのが少し難しいとされています。
難易度が高めのドルフィンネックレスですが、つるからたくさんのイルカが飛び跳ねているように見える可愛らしい葉が魅力的です。
三日月ネックレス
三日月ネックレスは、葉の形が三日月に似ていることから三日月ネックレスとよばれています。ピーチネックレスと同様に丈夫な品種で、成長スピードも早めです。
アーモンドネックレス
アーモンドネックレスは、葉の形や模様がアーモンドに似ていることからアーモンドネックレスとよばれています。京童子(きょうどうじ)や京わらべという名前で販売されていることもあります。
グリーンネックレスに比べると、つるが太く粒も大きいのが特徴です。
エンジェルティアーズ
エンジェルティアーズは、訳すと「天使の涙」という名前で、ピーチネックレスとそっくりな形をしています。白っぽい色がまだらに入った斑入り(ふいり)の葉で、ピーチネックレスの斑入りとして販売されていることもあります。
増やし方は?
多肉植物は葉挿しで増やすことが多いですが、ネックレス系の品種はどうでしょうか。実際に増やし方のコツや適した時期を見ていきましょう。
増やし方のコツ
ネックレス系の品種は、挿し木で手軽に増やしていくことが可能です。
失敗なく増やすコツは、状態の良いつる・葉を挿し木に使うことです。また、つるを切る際は清潔な剪定バサミを使い、切り口から菌が入らないようにしましょう。
適した時期
成長期にあたる春と秋は根がでるまでが早いので、この時期を選んで挿し木をするとうまく増やすことができます。
挿し木
挿し木は、枝などを切って土に挿して発根させる手法ですが、ネックレス系の品種の挿し木は少し異なり、切ったつるを土の上に置いておくだけというシンプルなものです。
多肉植物の葉挿しと似ていて、土に触れているつるの部分から根が出てきます。
詳細なやり方は、元気なつるを10cm程度の長さに切り、葉と葉が重ならないように土の上に置きます。根が出るまでは水やりは控えめにし、土の表面を湿らせる程度にしましょう。
水栽培はダメ?
多くの多肉植物は湿気を嫌うため、水栽培に向いていませんが、グリーンネックレスなどの品種は水栽培でも比較的簡単に発根することができます。
水は毎日清潔なものに入れ替え、発根したら土に植え替えると良いでしょう。
まとめ
グリーンネックレスの仲間には、ピーチネックレス・ドルフィンネックレス・三日月ネックレス・アーモンドネックレス・エンジェルティアーズなどの品種があり、ネックレス系の多肉植物として人気を集めています。
増やし方は挿し木が適しており、春と秋の成長期におこなうと、発根までの期間が短く失敗しにくいのでおすすめです。
つるを切る際は、清潔な剪定バサミを使い、状態の良い元気なつるを選びましょう。
ネックレス系の品種は水栽培で増やすことも可能です。水栽培を行う場合は、1日1回水を清潔なものに入れ替え、発根したら土に植え替えるようにしましょう。
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