観葉植物 ホヤの特徴と育て方は?
ホヤは、ハート型やくるんとカールした葉、斑入りの葉など、品種によってさまざまな見た目を楽しめる観葉植物です。
見た目の美しさからコレクターがいるほど人気があります。
+特徴
ホヤは、キョウチクトウ科サクララン属の品種で原産地は熱帯アジアやオーストラリア、太平洋諸島です。
約200種類程度が自生しており、まるで多肉植物のような厚みのある葉をもつ品種もあります。
さまざまな品種の中でも日本で近年人気があるのは、ハート型の肉厚の葉が可愛らしい「ホヤ・カーリー」です。
ラブラブハートという名前で雑貨店などでも販売されており、大きめの葉を土に葉挿しした状態で販売されています。
他にも、くるんとカールしたようなユニークな葉をもつ「ホヤ・カルノーサ・コンパクタ」や、緑色の葉に白と赤の斑のグラデーションが美しい「ホヤ・カルノーサ・リップカラー」など、葉の見た目を楽しめる品種が多いです。
ホヤはうまく成長すると毬のような小さな可愛らしい花を咲かせます。
品種によってピンクや黄色、白など花の色はさまざまで、ほのかな香りも楽しむことが可能です。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、直射日光は苦手とするので適度に遮光できる場所で育ててください。
観葉植物用などの水はけの良い土を使いましょう。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。
水やりは土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
定期的な葉水はほこりや害虫から株を守る効果もあるので、忘れずおこなってください。
肥料はあまり必要としませんが、与えると成長を早める効果があるので薄めた液体肥料か置き型の化成肥料を与えましょう。
植え替えをする場合は暖かいこの時期がおすすめです。
・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば明るい日陰で育てて、日光のあたり具合はしっかり確認してください。
また、遮光ネットなどを活用して、適度に遮光しても良いです。
水やりは土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えます。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。
・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、寒さに弱い性質をもつので注意が必要です。
気温が5度を下回ると枯れる可能性があるので、室内の明るい場所で管理しましょう。
暖房などの風が直接あたらない、暖かい場所を選んでください。
窓際などに置く場合は、朝晩の気温の変化が激しいので状態をよく見ておきましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、乾燥気味を保ちましょう。
+病気と害虫
ホヤは丈夫な性質をもち病気や害虫の心配が少ない品種が多いですが、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は、市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
風通しを良くしたり、定期的に葉水をおこなうことで害虫を防げるので、サーキュレーターなどで風を送ったり、水やりと合わせて葉水をおこないましょう。
+注意ポイント
ホヤは丈夫で育てやすい品種ですが、直射日光を苦手とするので注意してください。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理すると良いでしょう。
また、寒さには弱いので、冬場は室内で管理してください。
気温が5度を下回ると枯れてしまうことがあるので、注意しましょう。
風通しの悪い場所で管理していると、害虫が発生することがあります。
サーキュレーターを活用したり、葉水は定期的におこなうなど、日々対策しておくのがおすすめです。
+一般的な価格(販売価格)
ホヤは品種によって価格が変わりますが、一般的な品種は1000~3000円程度で販売されています。
珍しい品種やサイズが大きい株は価格も上がるので、好みのものを探すと良いでしょう。
ハート型やカールした葉など、見た目が楽しいホヤ。
ぜひお好みの品種を見つけて、お部屋のインテリアグリーンに育ててみてください。
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