観葉植物 サンスベリアの特徴と育て方は?

サンスベリア 種類
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観葉植物 サンスベリアの特徴と育て方は?

サンスベリアは、植物にあまり詳しくない方でも一度は見たことがあるような、ポピュラーな観葉植物です。
丈夫で育てやすく、空気清浄効果も高いことからインテリアグリーンとして人気があります。

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+特徴

サンスベリアは、キジカクシ科チトセラン属の品種で、原産地は熱帯アフリカです。
温暖で乾燥した地域に自生しており、約60~70種類の品種が存在します。

日本で一般的に流通しているのは「サンスベリア・ローレンティー」という品種で、細長い剣のような形の葉に、濃い横縞模様が入るのが特徴です。
この葉の見た目が虎の尻尾に似ていることから、和名には「虎の尾(トラノオ)」という名前が付いています。

他にも、ローレンティーとよく似た「サンスベリア・ゼラニカ」や、丸い筒状の葉をもつ「サンスベリア・スタッキー」「サンスベリア・キリンドリカ」なども人気です。

サンスベリアは、お店やホテルのインテリアグリーンとしても飾られることの多い品種なので、植物にあまり詳しくない方でも一度は見たことがあると思います。
最近は、空気清浄効果の高い植物としても注目されており、園芸店だけでなくホームセンターや雑貨店、100円ショップなど、さまざまな店舗で販売されています。

風水的にも、上へ上へと生える葉は「陽の気」を発すると考えられており、空間のエネルギーを浄化して幸福を運んでくれると言われているようです。
育てる手間もあまりかからず、縁起の良い植物なので、引越し祝いや開店祝いなどのプレゼントとしても好まれています。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、直射日光は葉焼けの原因になるので適度に遮光できる場所で育ててください。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。
肥料は春から秋にかけての2か月に1回程度緩効性化成肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
春・夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
室外で管理している場合は、冬が近づくにつれて気温が下がってくると株が傷んでしまう可能性があるため注意が必要です。
10月頃からは室内に移動させて管理した方が良いでしょう。
また、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてくださいましょう。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さには弱いため室内で管理しましょう。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日開けて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。
肥料も必要ありません。

サンスベリア

 

+病気と害虫

サンスベリアはハダニカイガラムシ、アブラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

サンスベリアは明るい場所を好みますが、直射日光をあてると葉焼けをおこすことがあります。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、適度に遮光できる場所で管理してください。
耐陰性がありますが、日照不足が続くと弱い株になってしまうので注意しましょう。

また、寒さには弱いため、室外で管理している場合も10月以降は室内に移動させてください。
10度を下回る環境では、枯れてしまう可能性があります。

水やりは基本的に土が乾いたらたっぷりと与えますが、もともと乾燥した地域に自生している品種で葉は多肉質になっているため、与えすぎには注意が必要です。
とくに冬場は与えすぎると根腐れをおこしてしまうので、様子を見ながらにしましょう。

害虫の発生を防ぐためにも、葉水は季節問わず定期的におこなってください。

+一般的な価格(販売価格)

サンスベリアは、サイズや品種によって価格が変わりますが、小さいサイズの株であれば100~1,000円程度で購入可能です。
大きい株や珍しい品種になると1万円以上するものもあり、愛好家の間で高値で取引されることも珍しくありません。

最近は100円ショップなどでも取扱いがあるため、まずは気軽に小さいサイズから育てるのもおすすめです。

あまり手をかけなくても、上部にどんどん成長してくれるサンスベリア。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

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