観葉植物 プリムラ・ジュリアンの特徴と育て方は?

プリムラ・ジュリアン 種類
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観葉植物 プリムラ・ジュリアンの特徴と育て方は?

プリムラ・ジュリアンは、秋から春にかけての長い期間花を楽しめる植物です。
花の色が豊富で形もさまざまなので、花壇に寄せ植えをしたり、鉢植えで育てるなど人気があります。

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+特徴

プリムラ・ジュリアンは、サクラソウ科サクラソウ属の品種で、ヨーロッパや中国を原産地とします。
プリムラは500種類以上もの品種が存在しており、「プリムラ・ジュリアン」もヨーロッパ原産の「プリムラ・ポリアンサ」と、「プリムラ・ジュリエ」を交配して1970年代にできた品種です。

「プリムラ・ポリアンサ」と見た目が似ていることから混同されやすいですが、プリムラ・ジュリアンの方が花や葉など株全体がコンパクトで、寒さにも強いと言われています。

現在もさまざまな品種で交配がされており、一重や八重、バラ咲きなど、咲き方の異なる株が登場しているようです。
また、鮮やかな可愛らしい色合いの花から、シックで落ち着いた印象の花までカラーバリエーションも豊富に販売されています。

プリムラ・ジュリアンは、寒さが厳しくなる前に咲き始め、夏前には枯れてしまうのが特徴です。
その姿から「青春の喜びと悲しみ」という、少し儚い花言葉が付けられています。
本来は多年草ですが、日本の夏の暑さには耐えられないため、一年草として扱われています。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日照不足になると花が上手く咲かなかったり、葉が黄色くなることもあるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内でも育てられますが、日照不足になると花がきれいに咲かない可能性があるため、室外で育てるのがおすすめです。

水やりは土の表面が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
とくに、花が咲く春の時期は水を良く吸うため、水切れに注意が必要です。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないようにしてください。
根腐れにも注意しましょう。

花が咲いている期間は、養分を多く必要とするため肥料が必要です。
緩効性化成肥料や液体肥料を与えると良いでしょう。

・夏
暑さに弱いため、夏越しできない品種と言われていますが、上手く育てれば夏越しも可能です。
風通しが良く、直射日光のあたらない半日陰で育ててください。
また、雨水もかからない場所を選びましょう。

夏場も土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く、明るい場所で育てます。
夏場に半日陰で育てていた鉢を、徐々に日当たりの良い場所へ移動させましょう。
いきなり強い日光をあてると傷んでしまうため、徐々に慣れさせるのがポイントです。

・冬
風通しが良く、明るい場所で育てます。
耐寒性は強いため室外でも冬越しできますが、霜や雪にあたると枯れてしまうため注意が必要です。
室内で管理する場合は、暖房などの風が直接あたらない明るい場所に置くようにしてください。

プリムラ・ジュリアン

+病気と害虫

プリムラ・ジュリアンは、ハダニなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

また、花に小さな斑点ができたり、葉や茎にカビがはえる灰色かび病になることがあります。
風通しが悪い環境で育てているとなりやすい病気なので、注意しましょう。

+注意ポイント

プリムラ・ジュリアンは、日光がしっかりと取り込める明るい場所を好みます。
日照不足になると花芽をつけなかったり、きれいに咲かない可能性があるため注意しましょう。

暑さには弱いものの、風通しの良い日陰で管理したり、適度に水やりをしておくことで夏越しも可能です。
長く楽しみたい場合は、枯れた花をこまめに取り除いたり、環境を整えるなどの対策を行いましょう。
冬場は、霜や雪にあたらないようにしてください。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、葉と葉の間や花の間に水が溜まらないように、土に直接掛けるようにしましょう。

+一般的な価格(販売価格)

プリムラ・ジュリアンは、ポット苗から育てるか種から育てるかの2通りの方法があり、どちらの場合も1000円以下で購入可能です。
広い範囲に花を植えたい場合は、種を購入して育てた方がお得と言えるでしょう。

色とりどりで周囲をパッと華やかにしてくれるプリムラ・ジュリアン。
ぜひ、さまざまな色や形の株を育ててみてください。

 

 

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