観葉植物 ディジゴセカの特徴と育て方は?
ディジゴセカは、ギザギザと波打っているような特殊な形の葉を持つ観葉植物です。
全体はふんわりと広がっており、個性的な見た目から近年人気が高まっています。
+特徴
ディジゴセカはウコギ科プレランドラ属の品種で、原産地はニューカレドニアです。
「アラレア」という名前で流通していることが多く、他にも「グリーンアラレア」などと呼ばれることもあります。
ディジゴセカはノコギリの刃のようにギザギザとした細い葉を持ち、手を広げるように放射状に葉を伸ばすのが特徴です。
このギザギザとした細い葉は幼木の時にのみ見られる葉で、大きく成長するにつれて葉の幅も広がっていきます。
ギザギザも徐々になくなっていき、ウコギ科の他の品種と似た見た目へと変化します。
一般的に流通している株は、ディジゴセカの特徴であるギザギザの葉を保つために、1m前後の幼木サイズで維持されていることが多いようです。
ギザギザの葉がふんわりと茂る姿はインテリアグリーンにもおすすめで、癒し空間を演出してくれます。
普通の観葉植物とは一味違うので、個性的な株を育ててみたい方にもぴったりです。
出典:https://www.bokunomidori.jp/c/product/green/
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
丈夫な性質を持つため育てる場所を選びませんが、強すぎる日光は葉焼けを起こすため注意が必要です。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。
水やりは土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないようにしましょう。
葉水も合わせて行ってください。
肥料はあまり必要としませんが、10日に1回程度薄めた液体肥料を与えるか、置き肥をしておくと成長が早くなります。
・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば明るい日陰などに置き、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。
夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
葉水も忘れず行いましょう。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意してください。
春・夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で育てましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってきたら、徐々に水やりの回数を減らしていきましょう。
・冬
風通しが良く、明るい場所で育てます。
寒さに特別強い品種ではないので、冬場は室内で育てた方が安心です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日開けて与えましょう。
肥料も必要ありません。
+病気と害虫
ディジゴセカは、ハダニやアブラムシ、カイガラムシが付くことがあります。
発見したら、ピンセットなどを用いてすぐに駆除してください。
数が多い場合は、専用の薬剤などを使って駆除するのがおすすめです。
定期的に葉水をしておけば、害虫を防ぐことにも繋がるので一年を通して行ってください。
+注意ポイント
ディジゴセカは丈夫な性質を持ちますが、直射日光を苦手とします。
直射日光は葉焼けをおこす原因になるため注意しましょう。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、適度に遮光できる場所で管理してください。
ただし、日照不足になると全体的に弱くなってしまうため、適度に日光を取り込むようにしましょう。
また、雪や霜にあたると株が傷んでしまうので、冬場は室内で育てるのがおすすめです。
ほこりや害虫が付くのを防ぐためにも、霧吹きなどを使って葉水を行ってください。
+一般的な価格(販売価格)
ディジゴセカはサイズによって価格が変わりますが、ポット苗程度の小さめのサイズであれば1,000円程度で購入可能です。
大きい株になると5,000~1万円程度するため、育てる場所や予算を決めて好みの株を選んでみてください。
ギザギザの葉が個性的で、お部屋のアクセントにもなるディジゴセカ。
インテリアグリーンとしてぜひ育ててみてください。
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