胡蝶の舞の育て方と特徴は? 

多肉植物
胡蝶の舞
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胡蝶の舞 ベンケイソウ科 カランコエ属

 

胡蝶の舞は、厚みのある平らな葉を重ねて上に上に伸びていく可愛らしい品種です。
冬の寒さに弱い一面をもちますが、比較的育てやすく初心者の方にも人気があります。

 

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特徴は?

胡蝶の舞は、ベンケイソウ科 カランコエ属の品種で、原産地はマダガスカルです。
ギザギザとした厚みのある葉が特徴的で、葉の縁はうっすらと赤みがかっています。
秋には全体が淡いピンク色に紅葉したり、冬には花茎を伸ばしてベルのような形の可愛らしい赤い花を咲かせたりと、1年を通して変化を楽しめる品種です。

冬の寒さに気を付ければ比較的簡単に育てることができるので、初心者の方にもおすすめの品種です。

季節型は?

夏に最も成長する夏型の品種です。夏の暑さには強い反面、冬の寒さには弱いので注意しましょう。

胡蝶の舞

育て方は?

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。日光を好むので、日当たりの良い場所を選んでください。しっかりと日光をあてることで葉が締り、秋には紅葉を楽しむこともできます。
湿気に弱いため多肉植物用の水はけの良い土を選び、根腐れなどが起こらないようにしましょう。

 

・春
風通しが良く明るい場所で育てましょう。

水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。多湿に弱いので、土が中までしっかりと乾いてから与えてください。

植え替えをする場合はこの時期が適しています。鉢が小さくなってきたり、土が古くなってきた場合は植え替えをすると良いでしょう。
肥料はあまり必要としませんが、与える場合は薄めた液体肥料を月に1回程度少量与えてください。

 

・夏
風通しの良い明るい日陰で育てます。
直射日光にあたると葉焼けをおこして傷む原因になるため、注意が必要です。室外の直射日光の当たらない場所、室内のレースカーテンを引いた窓際など、やさしい光があたる場所を選んでください。
また、室外の場合は雨水が長時間あたらないように雨除けがある場所を選びましょう。

水やり 夏場は、暑さと少しの水分で葉が傷んでしまいます。日中の水やりは控え、夕方以降の暑さが和らいだ時間帯に少量与えましょう。土の表面が湿る程度におさえて蒸れないように注意してください。
夏はダメージを受けやすいため、植え替えには適しません。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てましょう。
夏場に日陰においていた場合は、いきなり日光をあてると葉焼けをおこして傷んでしまうので、9月末ごろから徐々にあてるようにしましょう。
秋が深まるにつれて全体がピンクに色づきはじめます。

植え替えも可能ですが、寒くなる前にしっかりと根を張らせるためにも、10月中旬までには終わらせてください。

・冬
冬場も、風通しが良く明るい場所で育てます。
寒さには弱く、5度を下回ると休眠して3度を下回ると枯れてしまうことがあるので、冬場は室内で育てるのが安心です。室内の明るい場所に移動し、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。

水やりはたくさん与えると土が乾きづらくなるので、月1回土の表面が湿る程度にしましょう。与える場合は、日中の寒さがましな時間帯に少量にしましょう。

増やし方は?

胡蝶の舞は、挿し木で比較的簡単に増やすことが可能です。株から茎を10cm程度の長さに切り、空瓶などに挿して切断面を乾燥させてから土に植えましょう。
挿し木は冬の休眠期をさけ、4月~10月頃におこなってください。

病気と害虫

病気や害虫の心配は少ないですが、乾燥するとアブラムシやカイガラムシがつくことがあります。発見したらすぐにピンセットなどで取り除いてください。数が多い場合は、市販の殺虫剤などを散布すると良いでしょう。

注意ポイント

胡蝶の舞は、暑さに比較的強い品種ですが、寒さを苦手とします。冬は3度を下回ると枯れてしまうことがあるので、室内の明るい場所で育てましょう。

水やりは根腐れをおこさないように、土が中まで乾燥しているか確認してから与えてください。夏は夕方以降の暑さが落ち着いた時間に与え、鉢内が蒸れないようにしましょう。冬は休眠期にあたるので、月1回程度控えめに与えてください。

乾燥した状態が続くと、アブラムシやカイガラムシがつきやすくなります。発見したら放置せず、ピンセットなどですぐに駆除しましょう。市販の殺虫剤を散布したり、用土に混ぜるタイプを使うと安心です。

冬の寒さと多湿に注意をすれば初心者の方にも育てやすい品種です。
ポイントをおさえて、胡蝶の舞の変化を楽しみながら育ててみてください。

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