観葉植物 アガベ(リュウゼツラン)の特徴と育て方は?

種類
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観葉植物 アガベ(リュウゼツラン)の特徴と育て方は?

アガベは、とがった肉厚な葉が特徴的な観葉植物です。
テキーラの原料やアガベシロップなど、食用としても用いられています。
見た目のかっこ良さからインテリアグリーンとして男女問わず人気です。

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特徴

アガベはキジカクシ科リュウゼツラン属の品種で、アメリカ大陸を原産地とします。
メキシコを中心に世界中に300種類を超える品種があり、小さいものから大きいものまで様々です。

最も有名なのは「アガベ・テキナーラ」という品種で、メキシコの指定された場所で栽培されたものは「テキーラ」の原料として使用されます。
他にも、同じアガベ・テキナーラなどの品種から「アガベシロップ」が作られており、血糖値の上昇が少ない低GI食品として注目されています。

アガベは食品としてだけでなく、一生に一度しか花が咲かないとしても度々注目される植物です。成長速度が遅い品種が多いため花を咲かせるまでに数年~数十年かかり、花の開花時にはニュースで取り上げられることもあります。
「100年に1度だけ開花する植物」「センチュリープランツ(世紀の植物)」ともよばれ、咲き終わると枯れてしまうという儚い一面も注目される理由の一つです。
希少な品種も多く、愛好家の中では高値で取引されています。
丈夫で比較的育てやすいため、初心者の方にもおすすめです。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で育てます。
アガベは日光を好むので室内で育てる場合はしっかり光が取り込める場所を選んでください。
多湿に弱いため、水やりは季節ごとに状態を見ながら与えましょう。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内でも育てられますが、日照不足では弱い株になってしまうので窓際などしっかりと光が取り込める場所に置きましょう。

水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えます。多湿を嫌うので、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。

肥料はあまり必要ありませんが、成長を早める効果があるので効性化成肥料や薄めた液体肥料を少量与えると良いでしょう。
植え替えをする場合は、株への負担が少ないこの時期にするのがおすすめです。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
アガベは耐暑性があり日光を好みますが、直射日光に長時間あたると葉焼けを起こすことがあるので注意が必要です。
室内で育てる場合は、レースカーテンを引いた窓際に置き冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにしてください。

暑さには強いアガベですが、多湿を嫌うので水やりは土がしっかりと乾いてからおこないましょう。土の中が湿っている状態が長く続くと、暑さで根が傷んでしまいます。与える際は、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯にしてください。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、徐々に日光をあてていきましょう。
水やりは土が乾いたらたっぷりと与えてください。
冬が近づくにつれて気温が下がってきたら、水やりの回数を減らしましょう。

・冬
冬場も、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
寒さにも比較的強いので室外でも育てられますが、0度を下回ったり霜が降る場合は室内に移動した方が安心です。
室内で育てる場合は明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながら与えましょう。

病気と害虫

アガベはハダニカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

注意ポイント

アガベは暑さにも寒さにも比較的強く育てやすい品種ですが、多湿を苦手とするので注意しましょう。
水やりは土が中まで乾いてからおこない、受け皿に水が溜まったままにならないようにしてください。特に、夏場は水分と暑さで鉢内が蒸れやすくなるので状態をよく見て与えましょう。

一年を通して室内で管理できますが、日照不足では弱々しい株になってしまいます。
室内で管理する場合は窓際などの日光を取り込める場所に置き、週に数回は室外で日光にあてるのがおすすめです。
室外で育てる場合は、夏の直射日光と冬の気温や霜に注意しましょう。

一般的な価格(販売価格)

アガベは品種やサイズによって価格が変わり、小さいサイズであれば2千円前後の価格で販売されています。
大きいサイズになると5千円~1万円と少し値段が上がりますが、アガベ特有のかっこ良さを味わいたい場合は大きめのサイズがおすすめです。

珍しい品種になると市場にはほとんど出回らないため、数万円~数十万円の価格がつくこともあります。

アガベは成長速度がゆっくりなので、じっくりと植物を育てたい方におすすめの品種です。

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