観葉植物 サラセニアの特徴と育て方は?

サラセニア 種類
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観葉植物 サラセニアの特徴と育て方は?

サラセニアは食虫植物として知られており、筒状の形をした葉が独特な観葉植物です。
鮮やかな色合いと見た目のユニークさから、インテリアグリーンとしても人気を集めています。

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+特徴

サラセニアは、サラセニア科ヘイシソウ属の品種で北アメリカを原産地とします。
フランス人の医師であるサラザンが始めに発見したことに由来し、サラセニアという名前がつけられました。
捕虫葉の形がお酒を入れる瓶子という焼き物の形に似ていることから、和名では「瓶子草(へいしそう)」と呼ばれています。

「捕虫葉(ほちゅうは)」という筒状の葉をもち、表面から花蜜を分泌させて虫を引き寄せる性質をもつ食虫植物です。
引き寄せられて葉の中に入った虫は中に含まれる消化酵素を含んだ液で消化され、栄養分として吸収されます。
植物は土の中の栄養分などを使って成長していきますが、サラセニアは栄養分が少ない痩せた土地に自生しているため、虫から栄養分を補給するようになったようです。

虫を引き寄せるための捕虫葉は品種によって色や大きさ、柄が異なり、たくさんの種類をコレクションするマニアの方もいるほど人気を集めています。

見た目の特異さから育てるのが難しいと思われがちですが、比較的丈夫な性質をもつため初心者の方にも育てやすいおすすめの品種です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
湿潤な環境を好むため乾燥には注意し、季節ごとに様子を見ながら水やりをしてください。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
日光を好むため、なるべく明るい場所を選んで置いてください。
室内で育てる場合は窓際などの日光を取り込める場所、室外で育てる場合は雨水が葉の中に溜まらないようにしましょう。

水やりは土が湿っている状態を保てるように、こまめに与えてください。
鉢の3分の1くらいまで水につけておく「腰水」も効果的です。

肥料は基本的に必要としません。
また、虫を与えなくても問題なく育ちます。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
日光をしっかりとあてた方が丈夫に育ちますが、風通しが悪い場所に置いていると株が傷んでしまうため注意しましょう。
室内で空気がこもる場合は、サーキュレーターなどで風を送るのがおすすめです。

夏場は暑さで水が乾きやすいので、こまめに水やりをおこないましょう。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
また、腰水をする場合は水がぬるくなってきたら交換するようにしましょう。

・秋
春夏同様に、風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入り、葉の上部から枯れてくることがありますが春になると新芽を出すので安心してください。

・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
寒さに強い性質をもちますが、0度を下回ると枯れてしまう可能性があるので気温には注意してください。
室内で管理する場合は、暖房が効いている部屋に置くと弱ってしまうので状態はよく見ておきましょう。
休眠期も土が湿った状態を保つようにしますが、鉢内の水分が凍らないように日中の暖かい時間帯に与えてください。

葉が枯れてきて見栄えが悪くなった場合は、枯れた部分だけをカットすると良いでしょう。

サラセニア

 

 

 

+病気と害虫

サラセニアは、ハダニアブラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に乾燥した環境では害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

 

+注意ポイント

サラセニアは丈夫で育てやすい品種ですが、乾燥を苦手とするので水やりには注意してください。
常に土が湿っている状態を保つようにし、腰水なども取り入れると良いでしょう。
夏場は腰水の水温が上がりやすくなるため、定期的に水を交換してください。

日光を好むので、室内・室外問わず明るい場所を選んで置きましょう。
室内に置く場合は空気がこもらないように風通しには注意してください。

+一般的な価格(販売価格)

サラセニアは品種やサイズによって価格が変わりますが、1,000円~5,000円程度の価格で購入可能です。

見た目が独特でユニークが形の葉をもつサラセニア。
ぜひ育てて魅力を体感してみてください。

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