観葉植物 ワイヤープランツの特徴と育て方は?
ワイヤープランツは、細い茎に小さな丸い葉がたくさんついている観葉植物です。
成長速度が早くあまり手入れをしなくてもどんどん育つため、初心者の方にも人気があります。
特徴
ワイヤープランツは、タデ科ミューレンベッキア属の品種で原産地はニュージーランドです。
細長く伸びる茎が針金のように見えることから、「ワイヤープランツ」という名前がつけられました。
また、英名のmaidenhair vine(メイデンヘアー・ヴァイン)は「乙女の髪のつる」という意味があり、ヨーロッパの結婚式やパーティーで女性の髪飾りに使われることに由来しているそうです。
小さな丸い葉は鮮やかな緑色で、細長い茎を活かしてハンギングにしたり観葉植物の寄せ植えに用いたりと人気があります。
地面を這って伸びていくほふく性を活かしてグランドカバーとしてもよく利用されており、室内・室外問わず楽しめる品種です。
成長速度が早く、上手く育てれば春から夏にかけて小さな花と実もつけるので、さまざまな姿を楽しめます。
育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、日光を好むので明るい場所を選んでください。
水切れすると葉が黄色くなったり落ちてしまうことがあるので注意が必要ですが、与えすぎは根腐れの原因になります。
・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内で育てる場合はカーテン越しの明るい場所を選び、室外で育てる場合は直射日光が長時間あたらないようにしてください。
水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
肥料はあまり必要としませんが、与える場合は薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を少量与えてください。
成長が早いため鉢がいっぱいになってきたら一回り大きい鉢に植え替えましょう。
・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光にあたらないように注意が必要です。
室内で育てる場合は直射日光や西日があたらない明るい場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにしてください。
夏場は暑さで水が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。
水やりと合わせて葉水をおこなうことで、乾燥のしすぎを防いでくれます。
・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、徐々に日光をあてていきましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしてください。
・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、気温が0度を下回る地域は室内で管理するようにしましょう。
比較的寒さには強い品種ですが、霜や雪にあたると葉を落としてしまうことがあるので注意が必要です。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながら与えましょう。
病気と害虫
ワイヤープランツはハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に室外で育てていると害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
定期的に葉水をおこなうことで害虫がつくのを防げるので、忘れずにおこなうようにしましょう。
注意ポイント
ワイヤープランツは丈夫で育てやすい品種ですが、水切れには注意が必要です。
水が足りないと葉が黄色くなったり、葉を落とすことがあります。
春から秋は土が乾いたらたっぷり与え、冬は控えめにしましょう。
室内・室外問わず育てられますが、日光を好むため明るい場所で管理してください。
直射日光に長時間あたると葉焼けをおこすので、日のあたり具合はしっかり確認しておきましょう。
冬場に0度を下回ったり雪や霜が降る地域では、寒さで枯れてしまうことがあるので室内で管理してください。
一般的な価格(販売価格)
ワイヤープランツはサイズによって価格が変わりますが、園芸店やホームセンターなどで一般的に流通しているものは千円以内で購入可能です。
オシャレな鉢やハンギングで販売されていることもあるので、好みのものから選ぶと良いでしょう。
最近は100円ショップでも取り扱われているので、手軽に始めたい方は探してみてください。
小さな丸い葉が可愛らしいワイヤープランツ。
ハンギングや寄せ植えなどお部屋のインテリアに育ててみませんか。
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