観葉植物 アグラオネマの特徴と育て方は?

アグラオネマ 種類
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観葉植物 アグラオネマの特徴と育て方は?

アグラオネマは、鮮やかな緑に白の斑が入った葉模様が美しい観葉植物です。
見た目の華やかさから人気があり、品種改良された園芸品種も多く流通しています。

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+特徴

アグラオネマは、サトイモ科アグラオネマ属の品種で熱帯アジアを原産地とします。
名前を聞いてもピンとこない方が多いと思いますが、映画「レオン」の中で主演のジャン・レノが育てていた品種でもあり、長年人々に親しまれている植物です。

アグラオネマは、一つの株に雄花と雌花をつける「雌雄同株(しゆうどうしゅ)」という性質をもち、ほふく性の品種や直立性の品種など約50品種が存在すると言われています。
日本で一般的に流通している品種は、濃い緑色の葉に灰緑色の斑が入った「アグラオネマ・コンムタツム」や迷彩柄のような3色の斑が入った「アグラオネマ・ピクタム」などです。
また、タイで品種改良された「アグラオネマ・ジュエリー」という赤葉系の品種も人気があります。

近年、観葉植物として育てるだけでなく、アグラオネマのもつ空気清浄効果にも注目が集まり、インテリアグリーンとしてお部屋に飾る方が多いです。
タイでは「幸せを招くタイの宝石」と呼ばれており、富を引き寄せる縁起の良い植物として愛されています。

見た目は華やかですが、樹液にはサトイモ科特有の「シュウ酸カルシウム」が含まれているため、小さなお子様やペットがいるご家庭では注意が必要です。

アグラオネマ

 

 

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、直射日光は葉焼けの原因になるので適度に遮光できる場所で育ててください。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土の表面が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
乾燥を苦手とするので、水切れしないようにしてください。
霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光しても良いです。

夏場は暑さで水が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをします。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

夏はアグラオネマの成長期にあたるので、緩行性の肥料を与えると良いでしょう。
株の成長に合わせて、2年に1度は植え替えをするのがおすすめです。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さには弱いので室内で管理します。
明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
また、窓際などに置く場合は朝晩気温が下がりやすいので注意しましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。

+病気と害虫

アグラオネマはハダニカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

 

+注意ポイント

アグラオネマは直射日光を苦手とするので日当たりには注意してください。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理すると良いでしょう。
また、寒さには弱いので冬場は室内で管理してください。

乾燥を苦手とするので、春から秋は土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
冬場は休眠期に入るので、乾燥気味にしましょう。
乾燥のしすぎや害虫の発生を防ぐためにも、葉水は定期的におこなってください。

樹液にはシュウ酸カルシウムを含むため、植え替えや手入れをする際は手袋などをして素手で触れないようにしましょう。
小さなお子様やペットがいるご家庭では、手の届かないところで管理してください。

+一般的な価格(販売価格)

アグラオネマはサイズや品種によって価格が変わりますが、1000円~5000円程度のものが多く流通しています。
アグラオネマ・ピクタムなどたくさんの斑が入っている品種は1~3万円程度と高額です。

さまざまな色が入り混じる葉姿の美しいアグラオネマ。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

 

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