観葉植物 ユーフォルビア・フルゲンスの特徴と育て方は?

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観葉植物 ユーフォルビア・フルゲンスの特徴と育て方は?

ユーフォルビア・フルゲンスは、秋ごろにハナキリン(花麒麟)に似た赤や黄色の鮮やかな花を咲かせる観葉植物です。
ポインセチアの仲間でもあり、切り花としても用いられるなど人気があります。

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+特徴

ユーフォルビア・フルゲンスは、トウダイグサ科ユーフォルビア属の品種で、原産地はメキシコです。
自生しているユーフォルビア・フルゲンスは高さが2~3m程度の大きさにまでなり、細く枝垂れた枝先に楕円上の葉を付けます。
また、秋から冬にかけては、赤や黄色といった色鮮やかな小さな花をたくさん付けるのが特徴です。
花の美しさから切り花としても人気があり、フラワーアレンジメントや生け花などにもよく用いられています。

ユーフォルビア・フルゲンスの「フルゲンス」は、ギリシア語で「輝く・光沢のある」という意味があります。
これは、少し光沢のある花を咲かせることに由来すると考えられているようです。

ユーフォルビア・フルゲンスは、切り口から白い樹液を出します。
素手で触れるとかぶれてしまう可能性もあるため、手入れの際は注意しましょう。
また、切り花として飾る場合も、樹液で水が濁ってしまうため、切り口を水で洗い流してから飾るのがおすすめです。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
強すぎる日光は苦手とするため、半日陰くらいの場所がおすすめです。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外で育てる場合は、明るい日陰など、直射日光のあたらない場所を選んでください。

水やりは、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷりと与えます。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
また、与えすぎは根腐れの原因になるため、土が乾いたことを確認してから与えるようにしてください。

肥料は、液体肥料などを2週間に1回程度与えると良いでしょう。
植え替え時には緩効性肥料などの元肥を施すのがおすすめです。

・夏
風通しが良く、明るい場所で育てます。
直射日光にあてると葉焼けを起こしてしまうので、適度に遮光できる場所を選びましょう。
室内で育てる場合は、冷房の風が直接あたらない明るい場所で育ててください。

夏場も土が乾いたら底穴から上がれ出るくらいたっぷりと水やりをします。
ただし、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。

・秋
風通しが良く、明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
寒さには弱いため、冬場は室内で管理しましょう。
暖房などの風が直接あたらない、明るい場所に置くようにしてください。

休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が乾いてから数日開けて与えましょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
水を控えめにすることで、耐寒性を上げられます。
肥料は必要ありません。

+病気と害虫

ユーフォルビア・フルゲンスは、アブラムシカイガラムシなどの害虫が付くことがあります。
放置してしまうと新芽を食べられたり、株を弱らせる原因になるため注意が必要です。

発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

+注意ポイント

ユーフォルビア・フルゲンスは直射日光を苦手とするため、レースカーテン越しの窓際や明るい日陰など、適度に遮光できる環境で育てましょう。

また、寒さに弱いため、冬場の管理に注意が必要です。
室内の暖かい場所で管理し、暖房などの風が直接あたらないようにしてください。
花をたくさん付けるためには、15~18度程度をキープする必要があります。
室内もしくは温室など、適度な暖かさを保てる環境が理想です。

水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、冬場は乾燥気味を保つようにしましょう。
与えすぎは根腐れなど、株を傷めてしまう原因になります。

樹液には毒性があるので、手入れの際は手袋をするなど、十分注意してください。
とくに、小さいお子様やペットがいるご家庭は、手の届かない場所に置くようにしましょう。

+一般的な価格(販売価格)

ユーフォルビア・フルゲンスはサイズによって価格が大きく変わり、ポット苗程度の小さいサイズであれば1,000円前後で購入可能です。
また、切り花であれば1本400~500円程度で購入できます。

鮮やかな赤や黄色の小花が可愛らしいユーフォルビア・フルゲンス。
少し変わった品種を育てたいという方にもおすすめです。

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