観葉植物 コウホネの特徴と育て方は?

コウホネ 種類
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観葉植物 コウホネの特徴と育て方は?

コウホネは、水面にハート型の葉を浮かべる浮葉植物です。
日本に古くから自生しており、鮮やかな黄色の花を咲かせます。

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+特徴

コウホネはスイレン科コウホネ属の品種で、原産地は日本やアジア、アメリカ、ヨーロッパなどです。
日本では北海道から九州にかけて、浅い池や沼地などの水辺に古くから自生しています。

コウホネは漢字で「河骨」「川骨」と書き、水中で育つ白い根が骨のように見えたことに由来するそうです。
他にも、川骨を音読みして「センコツ」と呼ばれることもあります。

コウホネは水草の一種で、水中から茎を伸ばして水面にハート型のような葉を浮かべるのが特徴です。
水面だけでなく水面よりも上へ葉を立ち上げることもあり、葉は1枚20~30cm程度の大きさがあります。
葉の見た目がハスやスイレンに似ているため、同じ品種と間違えられることも珍しくありませんが、初夏から秋にかけてハスやスイレンとは異なる黄色の花を咲かせます。
黄色の花びらのように見える部分は花を保護する役割をもつ「萼(がく)」という部分で、萼の内側に本当の花びらがあります。

コウホネにはいくつか品種があり、コウホネよりも全体的に少しサイズが小さい「ヒメコウホネ」や、萼部分が赤い「ベニコウホウネ」などが有名です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
比較的丈夫な品種なので、室内・室外問わず育てられます。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、窓際などの明るい場所に置いてください。

コウホネは鉢植えのままスイレン鉢などに入れて水中で管理するのが基本です。
水に入れる際は、下葉が水面に浮かぶように水位を調整しましょう。
水が減って水位が下がってきたら、水を足してください。

肥料はあまり必要としませんが、与える場合は春から秋にかけて月1回程度、緩効性化成肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しの良い明るい場所で育てます。
暑さに強い性質をもつため室外でも問題なく育てられますが、水を張った鉢にボウフラが発生しないように注意が必要です。
鉢にメダカを入れておけば、万一ボウフラが卵を生んでも食べてくれるので、ビオトープとして管理するのも良いでしょう。
夏場は水の減りが早まるため、こまめに確認してください。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、肥料は必要ありません。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さが厳しい地域では室内で管理した方が良いでしょう。
水の表面だけが凍る分には問題ありませんが、中まで凍ると枯れてしまいます。

コウホネ

 

+病気と害虫

コウホネはワラジムシダンゴムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらすぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

+注意ポイント

コウホネは一年を通して水中で育てる品種です。
浮力で根が土から抜けてしまわないように、しっかりと植え付けましょう。

室外で管理していると、夏場にボウフラが発生する可能性もあります。
対策にはメダカが有効なので、メダカのビオトープとしてコウホネを育てるのもおすすめです。
メダカを鉢に入れる場合は、肥料を与えないように注意してください。

鉢の水位は、基本的に下葉が浮くくらいを保つように入れます。
鉢の水を入れ替える場合は、一度に全て入れ替えるのではなく、少量ずつ数回に分けて行いましょう。

+一般的な価格(販売価格)

コウホネはサイズや品種によって価格が変わりますが、小さいヒメコウホネなどであれば1,000~2,000円程度で購入可能です。
サイズが大きくなると1万円前後するものもあるため、好みの大きさから選ぶと良いでしょう。

涼し気な雰囲気の葉と明るく可愛らしい花を咲かせるコウホネ。
ぜひ育ててみてください。

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