観葉植物 トックリラン(ノリナ)の特徴と育て方は?

トックリラン 種類
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観葉植物 トックリラン(ノリナ)の特徴と育て方は?

トックリランは、細長い葉と幹の形がユニークな観葉植物です。
比較的丈夫で育てやすいため、初心者の方でも安心して育てられます。

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+特徴

トックリランは、キジカクシ科トックリラン属の品種で、原産地はメキシコです。
株元が肥大して、見た目がとっくりの形に似ていることから「トックリラン」という和名がつけられました。
英名では「ポニーテール」と呼ばれており、名前の通り葉姿がポニーテールに似ていることが由来です。
かつて「ノリナ」という学名がつけられていたため、現在もノリナで販売されていることもあります。

日本で一般的に流通しているのは「ノリナ・レクルバータ」ですが、近年トックリランよりも葉が長く伸びる「ノリナ・グアテマレンシス」の流通が増えており、トックリラン自体は現象傾向です。
他にも、長い葉が垂れ下がっている「ノリナ・ロンギフォリア」や、葉が短い「ノリナ・ストリクタ」など、さまざまな品種があります。

見た目の特異さから育てるのが難しそうと思われがちですが、比較的丈夫な性質をもつため初心者の方でも育てやすいのが特徴です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
室内・室外問わず育てられますが、しっかりと日光をあてたほうがより丈夫に育ちます。
日照不足になると、トックリランの特徴でもある株元があまり膨らまない可能性があるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
日光を好むため、室内で育てる場合は窓際など日が入る場所を選ぶと良いでしょう。
室外の場合は、明るい場所でしっかりと日光をあててください。

トックリランは株元の膨らみに水分を溜めているので、乾燥気味に保った方が元気に育ちます。
水やりは与えすぎに注意し、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度に与えましょう。
受け皿に水が溜まったままでは根腐れをおこす可能性があるため、注意してください。

肥料はあまり必要としませんが、春から秋にかけて与えると成長を早めることが可能です。
与える場合は、10日に1回程度液体肥料を与えると良いでしょう。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内であれば窓際などに置き、冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば、雨水がかからない場所を選んでください。

夏場は暑さで鉢内が蒸れてしまうので、水やりは様子を見ながらおこないましょう。
夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えるのが安心です。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、霜や雪にあたると葉が枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
気温が3度を下回る地域では、室内で管理するのが良いでしょう。
明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらない場所を選んでください。
また、室内の窓際などに置く場合は、朝晩気温が下がりやすいので注意が必要です。

休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから3~4日あけて与えてください。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしましょう。

トックリラン

 

+病気と害虫

トックリランはハダニカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。
また、水はけが悪い土を使用していると根腐病になることがあります。

 

+注意ポイント

トックリランは、日照不足になると株元が膨らまない可能性があります。
また、株自体も弱い株になってしまうので、しっかりと日光をあてましょう。

室内であれば冷暖房の風が直接あたらない窓際、室外であれば雨水がかからない場所を選んでください。
寒さには弱い性質をもつため、霜や雪が降る地域では室内で管理するようにしましょう。
霜などが降っていなくても、気温が3度を下回るようであれば室内に移動させてください。

トックリランは株元の膨らみに水分を溜めているため、乾燥気味を好みます。
水やりのしすぎは根腐れの原因になるので注意してください。
害虫の発生を防ぐために、葉水は定期的におこないましょう。

+一般的な価格(販売価格)

トックリランはサイズによって価格が変わりますが、3000円前後で販売されていることが多いです。
サイズが大きくなるのと比例して価格も上がるので、好みのサイズを選ぶと良いでしょう。

株元の膨らみが独特で見る人を惹きつけるトックリラン。
お部屋のインテリアグリーンにぜひ育ててみてください。

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