観葉植物 アンスリウムの特徴と育て方は?

種類
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観葉植物 アンスリウムの特徴と育て方は?

アンスリウムは赤いハートの形をした葉が印象的な観葉植物です。
名前は知らなくても、一度は見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。
華やかな赤色と可愛らしい形の葉がインテリアグリーンとしても高い人気を集めています。

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特徴

アンスリウムはサトイモ科ベニウチワ属の品種で、原産地は熱帯アメリカから西インド諸島です。大きな植物に着生して自生しているものやつる状に地面をはって自生するものなどさまざまで、600種類以上の品種があると言われています。

アンスリウムの一番の特徴である赤いハート型の部分は「仏炎苞(ぶつえんほう)」という変形した葉の部分です。花のようにも見えますが、花は中心にある「肉穂花序(にくすいかじょ)」という細長い棒状の部分で、小さな花がたくさんついています。
ハート型の仏炎苞は中心の花を守るためについているとされており、花より葉が目立っている珍しい品種です。

赤い葉が定番のアンスリウムですが、白やピンクの葉の品種もあります。可愛らしく華やかな見た目からプレゼントにも用いられ、ハワイではバレンタインデーに男性から女性へ贈る花としても人気です。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
耐陰性があるため室内でも育てられますが、日照不足になると弱い株になってしまうので適度に日光をあててください。
根が張りやすいので定期的に植え替えをするのがおすすめです。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内で育てる場合は窓際など日光が取り込める場所を選びましょう。
室外の場合は直射日光を長時間あててしまうと葉焼けを起こす可能性があるので注意してください。
水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
アンスリウムは葉の枚数が多く、室内で育てていると1枚1枚にほこりが溜まることがあるので、定期的に葉水をおこなうのがおすすめです。

肥料は薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を与えると良いでしょう。
植え替えは成長が盛んなこの時期にするのがおすすめです。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内で育てる場合はレースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにしてください。
夏場は暑さで水が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。
水を与える際は暑い日中の時間を避けて、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えるようにしてください。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、徐々に日光をあてていきましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしてください。また、気温が10度を下回るようであれば室内に移動させましょう。

・冬
冬場も、風通しと日当たりの良い場所で育てますが、寒さには弱いので室内で管理するのが安心です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながら与えましょう。また、肥料もこの時期は必要ありませんが、室内の暖かい場所で育てている場合は与えても良いです。

病気と害虫

アンスリウムはハダニアブラムシカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に室外で育てていると害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。また、数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
また、葉が乾燥している状態が続くと害虫がつきやすくなるので、定期的な葉水で予防すると良いでしょう。

 

注意ポイント

アンスリウムは丈夫で育てやすい品種ですが、寒さを苦手とするので冬場の管理は注意が必要です。
気温が10度を下回る場合は、室内の明るい場所に置いてください。窓際などは日あたりの確保はできますが、朝晩気温が下がりやすくなるので気を付けましょう。

耐陰性があるため室内でも育てられますが、明るい場所で適度に日光をあてた方が強い株に育ちます。夏は直射日光をあてると葉焼けをおこしてしまうので、適度に遮光しましょう

水やりは根腐れをおこさないように、土が中まで乾燥しているか確認してから与えてください。葉水を定期的におこなうことで、害虫がつくのを防ぐ効果もあります。

一般的な価格(販売価格)

アンスリウムはサイズや品種によって価格が変わりますが、小さい鉢で1000円~5000円程度と幅広い価格のものが販売されています。
また、サイズが大きくなると数万円するものもあるので、見た目の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
切り花の状態で1本から購入できる店舗もあるので、まずは気軽に飾ってみるのもおすすめです。

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