観葉植物 クワズイモの特徴と育て方は?

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観葉植物 クワズイモの特徴と育て方は?

クワズイモは濃い緑の美しい葉とどっしりとした根茎が魅力的な観葉植物です。
見た目のインパクトからインテリアグリーンとしても人気があります。
丈夫で育てやすく比較的簡単に手入れできるため、初心者の方にもおすすめの品種です。

 

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特徴

クワズイモはサトイモ科アロカシア属の品種で、原産地は沖縄や台湾、東南アジア、インドなどの広い範囲です。湿潤な環境を好み、原産地では高さが2mを超える品種や1枚1枚の葉の大きさが1mを超える品種もあります。
クワズイモの最大の特徴は、土から上に向かって伸びる根茎(こんけい)の部分です。
根茎は「イモ」にあたる部分ですが、クワズイモという名前の通り食べることはできません。
樹液からシュウ酸カルシウムという毒性の物質がでるため、手で触れるとかぶれてしまうことがあります。植え替えや剪定の際は手で直接触れないように注意が必要です。
また、小さいお子様やペットがいる家庭では、誤って葉を口に入れたりしないように置き場所を考えなければいけません。
毒性をもつという注意点はあるものの根茎の見た目のインパクトから人気を集めており、最近では100円ショップなどでも手に入れられます。
花言葉の「復縁」はさまざまな植物の中でクワズイモだけがもつもので、ハート型の可愛らしい葉と合わせて女性からの人気も高い品種です。
また、「出世芋」という縁起の良い別名から開店祝いなどのプレゼントにも用いられます。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日光を好みますが、直射日光に長時間あててしまうと葉焼けの原因になるので注意してください。
根腐れをおこさないように、水はけのよい土を使用しましょう。
クワズイモは成長が早く、葉が古くなってきたら黄色く枯れていくことがあります。
枯れたものはそのままにせずに、根元から切って処分しましょう。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内で育てる場合はカーテン越しの明るい場所を選び、室外で育てる場合は直射日光が長時間あたらないように葉の状態を確認してください。
水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
肥料は薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を与えると良いでしょう。
植え替えは成長が盛んなこの時期にするのがおすすめです。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光にあてないように注意が必要です。
室内で育てる場合は直射日光や西日があたらない明るい場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにしてください。
夏場は暑さで水が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。
水やりと合わせて葉水をおこなうことで、乾燥のしすぎと葉にほこりが溜まるのを防いでくれます。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、徐々に日光をあてていきましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
冬場も風通しと日当たりの良い場所で育てましょう。
耐寒性もあるので温暖な地域であれば室外で育てられますが、雪や霜が降るような地域では室内で管理するのが安心です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、乾燥気味に管理してください。たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながら与えましょう。

 

 

病気と害虫

クワズイモはハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
特に室外で育てていると害虫がつきやすいので、発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

定期的に葉水をおこなうことで害虫がつくのを防げるので、忘れずおこなうようにしましょう。

 

注意ポイント

クワズイモは丈夫で育てやすい品種ですが、直射日光による葉焼けには注意が必要です。
午前中は明るい場所で日光をあて午後に日光が強くなったら少し遮光するなど、調整することでよりきれいに丈夫に育てられます。
冬場、雪や霜が降る寒い地域では室内で管理するのが良いでしょう。

水やりは土が乾いたらたっぷりと与えてください。
特に夏場は土が乾きやすいので、葉水も合わせて行うなど乾燥のしすぎに注意しましょう。
冬は休眠期にあたるので、水やり回数を減らしてください。

一般的な価格(販売価格)

クワズイモはサイズによって価格が変わりますが、一般的な大きさの株であれば100円~数千円程度と比較的安い価格で販売されています。
サイズが大きくなると1~3万円程度するものもあるので、お部屋のシンボルツリーとして育てたい方は大きい株を選ぶと良いでしょう。

最近では100円ショップでも取扱われていることがあるので、小さい苗から大きく育てるのもおすすめです。

見た目にインパクトがあり、インテリアグリーンとしてもぴったりのクワズイモ。
ぜひ育ててみてください。

 

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