観葉植物 ドラセナの特徴と育て方は?

ドラセナ 種類
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観葉植物 ドラセナの特徴と育て方は?

ドラセナは、小さいサイズから大きいサイズまで、さまざまな品種が存在する観葉植物です。
「幸福の木」とも呼ばれており、丈夫で育てやすいことから幅広い方に人気があります。

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+特徴

ドラセナは、キジカクシ科ドラセナ属の品種で、原産地は熱帯アフリカです。
卓上に置けるような小さいものから、シンボルツリーになるような大きなものまでさまざまな見た目の品種が存在します。
葉の形はスッと伸びたシャープな印象の品種が多く、スタイリッシュなのでお部屋のインテリアとしてもぴったりです。

ドラセナは、50種類以上の品種があり、一部の品種は赤い樹液を出します。
この赤い樹液に由来して、ラテン語で「メスの竜」という意味がある「ドラセナ」と名付けられたようです。
15世紀頃には、樹液を固めた「竜血」というドロップ状のものを、インドやアラブの商人たちが取引していました。
竜血を採取できる樹ということから、漢字では「竜血樹」と書きます。

一般的に流通している「ドラセナ・マッサンゲアナ」は、ドラセナの中でも代表的な品種で、「幸福の木」とも呼ばれています。
ハワイでは縁起の良い植物として、玄関先などに飾り、親しまれているようです。
また、「ドラセナ・サンデリアーナ」は笹のような葉をつけ、日本では「ミリオンバンブー」として販売されています。

どの品種も比較的育てやすく、丈夫な特性を持っているため、植物を育てたことが無い方でも安心して楽しめるのが魅力です。

+育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの窓際などを選ぶと良いでしょう。
室外で育てる場合は、明るい日陰などを選んで直射日光があたらないようにしてください。

水やりは土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えましょう。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
ドラセナは根腐れをおこしやすいため、乾燥気味に育てるのがポイントです。

肥料は、春から秋にかけて薄めた液体肥料や緩効性化成肥料などを与えると良いでしょう。

・夏
風通しの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内であればレースカーテン越しの窓際など、直射日光と冷房の風が直接あたらない場所を選びましょう。
室外であれば直射日光にあたらないように注意し、遮光ネットなどを活用して適度に遮光してください。

夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
乾燥気味を好みますが、暑さで水切れしやすいのでこまめに葉の状態を確認しておきましょう。

・秋
風通しが良く明るい場所で育てますが、直射日光には注意しましょう。
春・夏と同様、室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰で管理してください。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしていきましょう。
また、室外で育てている場合、最低気温が15度を下回るようであれば室内に移動させてください。

・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
耐寒性はあまり強くないため、室内で管理した方が安心でしょう。
室内で管理する場合は、暖房などの風が直接あたらない明るい場所に置くようにしてください。

休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が完全に乾いてから数日開けて与えましょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
肥料も必要ありません。

ドラセナ

+病気と害虫

ドラセナは、ハダニアブラムシカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。
数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

葉水を定期的におこなうことで害虫がつくのを防いでくれる効果もあるので、水やりと合わせて忘れずおこないましょう。

+注意ポイント

ドラセナは耐暑性が強いものの、直射日光をあてると葉焼けをおこすことがあります。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰など、適度に遮光できる場所で管理してください。

耐陰性もあるため、室内の日光が入らない場所でも育てられますが、弱い株になってしまう可能性があります。
日光を取り込みづらい場合は、一週間のうち数日程度、室外に出してあげると良いでしょう。

耐寒性は弱いので、室外で管理していても気温が15度を下回るようであれば、室内の暖かい場所に移動させてください。

水やりは基本的に土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎると根腐れをおこしてしまうので、様子を見ながら与えましょう。
とくに、冬場は休眠期で水をあまり必要としないため、乾燥気味を保ってください。

+一般的な価格(販売価格)

ドラセナはサイズや品種によって価格が変わりますが、小さいサイズであれば500円前後で購入可能です。
また、大きい株や珍しい株になると5,000~1万円を超えることも珍しくありません。

最近は100円ショップでも取扱いがあるので、まずは手軽に購入して育ててみるのもおすすめです。

丈夫で育てやすく、スタイリッシュな見た目が人気のドラセナ。
さまざまな品種からお気に入りを見つけて育ててみてください。

 

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