観葉植物 ココヤシの特徴と育て方は?

ココヤシ 種類
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観葉植物 ココヤシの特徴と育て方は?

ココヤシはココナッツの実をつける植物で、ヤシの木と聞いて多くの人が思い浮かべる有名な品種です。
寒さに気を付ければ比較的簡単に育てられるため、初心者の方にも人気があります。

+特徴
ココヤシはヤシ科ココヤシ属の品種で、世界中の熱帯地域に自生しています。
原産地については詳細が分かっておらず、理由はココヤシの実が海に流されてたどりついた場所で新たに芽を出し生息域を広げていったためと言われています。

日本ではココナッツから緑の茎と葉を伸ばした鉢植えが流通しており、ユニークな見た目が人気です。
室内で育てていても環境が合えば2m程度のサイズまで大きくなるため、お部屋のインテリアとして育てる方も多くいます。

自生地では樹高10~30mまで成長し、葉も1枚が5m程度の長さになるほど大きく育つのが特徴です。
花が咲き終わると実をつけ、ココナッツミルクやココナッツジュース、マーガリンなどの原料として使用されます。
また、ヤシの実を燃やして作った炭を燃料や活性炭として活用している地域もあるようです。

観葉植物として流通しているものは小さく若い木なので実をつけることはありませんが、南国の雰囲気が華やかで、お祝いなどプレゼントにもよく用いられます。

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育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理します。
もともと温暖な地域で自生しているため、冬の寒さには注意が必要です。
観葉植物用などの水はけの良い土を使用すると良いでしょう。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内・室外問わず育てられますが、日光をあてた方が強い株に育つため明るい場所で管理しましょう。

水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
定期的に葉水をおこなうと乾燥を防げるだけでなく、害虫の発生も防げるので忘れずおこないましょう。

肥料を好む品種なので、薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を与えるのがおすすめです。
肥料切れすると葉色が悪くなることがあるので、成長期は定期的に与えるようにしてください。
株が大きくなってきて植え替えをする場合は、成長が盛んなこの時期にすると良いでしょう。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内で育てている場合は、冷房の風が直接あたらないようにしてください。
また、いきなり夏の強い日差しを浴びると葉焼けをおこすことがあるので注意しましょう。

土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、暑さで鉢内が蒸れないように夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えましょう。
葉水も忘れずおこなってください。

・秋
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が15度を下回る場合は、室内に移動させた方が安心です。
また、状態を見ながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
寒さは苦手とするので、室内の暖かい場所で管理してください。
室内でも、窓際などは温度が下がりやすいので注意しましょう。
部屋の中でも15度を下回るようであれば、簡易的なビニールハウスなどで保温してあげると安心です。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日あけて与えてください。
たくさん与えると土が乾かず、根腐れをおこすことがあるので注意しましょう。

ココヤシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病気と害虫

ココヤシは、ハダニアブラムシカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

定期的に葉水をおこなうと害虫がつくのを抑えられるので、葉の表と裏の両方におこなってください。

注意ポイント

ココヤシは丈夫で育てやすい品種ですが、寒さには弱いため冬場の管理に注意しましょう。
寒くなってきたら室内の明るい場所に移動し、暖房の風などが直接あたらない場所に置いてください。
室内・室外問わず育てられますが、丈夫な株にするためにも明るい場所に置きましょう。

水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎは根腐れの原因になるので注意してください。
特に、冬場は休眠期で水をあまり吸わなくなるので乾燥気味を保ちましょう。
季節問わず、葉水はこまめにおこなうようにしてください。

一般的な価格(販売価格)

ココヤシはサイズによって価格が変わりますが、50~100cm程度の大きさのものは5千円~1万円以内で購入できます。
大きいサイズになると数万円するものもあるので、飾る場所に合わせて選ぶと良いでしょう。

ユニークな姿と南国の雰囲気が味わえるココヤシ。
インテリアグリーンとしてぜひ育ててみてください。

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