観葉植物 ガジュマルの特徴と育て方は?

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観葉植物 ガジュマルの特徴と育て方は?

ガジュマルは、生命力が強く「幸福の木」「多幸の木」として昔から親しまれている植物です。
ユニークな見た目から人気が高く、園芸店やホームセンターだけでなく雑貨店や100円ショップなどでも販売されています。丈夫で育てやすいため、初心者の方にもおすすめの品種です。

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特徴

ガジュマルはクワ科イチジク属の品種で、沖縄や東南アジア、ハワイ、オーストラリアなどさまざまな地域で自生しています。
日本では沖縄や屋久島などで見られ、20mを超えるものや樹齢100年を超えるような大木があり、「キジムナー」という子供の精霊が宿る木としても有名です。
キジムナーと仲良くすると多くの幸せをもたらしてくれるという言い伝えから、ガジュマルは「幸福の木」「多幸の木」とよばれているようです。

ガジュマルの一番の特徴であるぷっくりとした木のような部分は、気根(きこん)とよばれる根にあたります。同じ形が1つもなくどれもユニークな形をしているので、好みの形を探すのもおすすめです。

ガジュマルは生命力がとても強く、気根がコンクリートを突き破って生えるくらいの力を持っています。他の植物などに巻きついて締め付けることもあり、海外では「絞め殺しの木」という少し恐ろしい名前がつけられています。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
ガジュマルは耐陰性があり室内でも問題なく育てられますが、日光をしっかりとあてた方がより丈夫にきれいに育ちます。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育ててください。
室内であれば、窓際など日光がしっかり入る場所を選び、週に2~3回室外に出して日光をあてるのも良いでしょう。
ガジュマルは湿潤な環境を好むので、土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えてください。与えた後は受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。

肥料はあまり必要としませんが、薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を少量与えると成長を早める効果があります。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意しましょう。
室外で育てる場合は直射日光のあたらない明るい日陰、室内で育てる場合はレースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所で育ててください。
また、室内の場合は冷房の風が直接当たらないようにしましょう。

夏場の水やりは暑さで鉢内が蒸れないように、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。乾燥しすぎを防ぐために、霧吹きなどで葉の表面に葉水をするのもおすすめです。

・秋
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、日光をしっかりとあててあげましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
冬場も風通しと日当たりの良い場所で育てますが、5度以下になると枯れてしまうので注意が必要です。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
水やりはたくさん与えると土が乾きづらくなるので、月1回土の表面が湿る程度におさえ、夏と同様に葉水は定期的におこなってください。

病気と害虫

ガジュマルは、ハダニカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。また、数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
乾燥すると害虫がつきやすくなるので、日ごろから葉水をおこなっておくと予防に繋がります。

注意ポイント

ガジュマルは丈夫で育てやすい品種ですが、寒さに弱いので冬場の管理に注意しましょう。
室内・室外どちらでも育てられますが、5度を下回る場合は室内の暖かい場所に置いてください。
夏は直射日光をあてると葉焼けをおこしてしまうので、適度に遮光しましょう。

湿潤な環境を好むので、春から秋は土が乾いたらたっぷりと水を与えて、葉水も合わせておこなうのがおすすめです。

一般的な価格(販売価格)

ガジュマルは卓上に置けるような小さいサイズであれば、100円~1000円程度で購入可能です。
大きさや気根の形によって価格が変わり、大きいものは1~3万円程度するものもあります。
まずは手軽に始めたいという方は、100円ショップなどで購入するのがおすすめです。

個性豊かなガジュマル、ぜひお気に入りの一鉢を見つけて育ててみてください。

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