観葉植物 カラテアの特徴と育て方は?
カラテアは100~300種類の品種があり、葉の模様が魅力的な観葉植物です。
比較的育てやすく、インテリアグリーンとしても人気があります。
特徴
カラテアはクズウコン科カラテア属の品種で、ブラジルを中心とした熱帯アメリカを原産地とします。
100~300種類の品種が存在し、他の植物にはない独特な模様の葉が特徴です。
日本で流通している中でも人気が高いのは、薄い緑の葉に濃い緑の斑が入った「マコヤナ」や「インシグニス」、明るい黄緑の葉に濃い緑のゼブラ模様が入った「セブリナ」、葉の表と裏で色が異なる「ランキフォリア」、緑の葉にピンクの模様が入った「ロージー」などで、同じカラテアの品種でも見た目は大きく異なります。
たくさんある品種の中から、自分のお気に入りを見つけるのも楽しくおすすめです。
カラテアは休眠運動とよばれる性質をもち、日中に広げていた葉を夜間にはぎゅっと閉じて身を寄せたような姿になります。
上手く育てるときれいな花を咲かせる品種もあるので、独特な模様の葉や休眠運動と合わせて、見どころの多い観葉植物です。
育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理します。
直射日光など強い光は苦手とするので、明るい日陰などを選んで置いてください。
観葉植物用などの水はけの良い土を使用すると良いでしょう。
・春
風通しが良く明るい場所で育てます。
強い日光は苦手としますが、日照不足では弱い株になってしまうので、明るい場所で管理しましょう。
水やりは土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。
定期的に葉水をおこなうと乾燥を防げるだけでなく、害虫の発生も防げるので忘れずおこないましょう。
肥料はあまり必要としませんが、与える場合は薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を施します。
株が大きくなってきて植え替えをする場合は、成長が盛んなこの時期にすると良いでしょう。
・夏
風通しが良く明るい場所で育てますが、強い日光をあてないように注意してください。
室内で育てる場合はレースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は明るい日陰を選び、雨水があたらないようにします。
土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、暑さで鉢内が蒸れないように夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えましょう。
葉水も忘れずおこなってください。
・秋
風通しが良く明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。
・冬
風通しが良く明るい場所で育てますが、寒さは苦手とするので室内の暖かい場所で管理してください。
室内でも、窓際などは温度が下がりやすいので注意しましょう。
休眠期にあたるので水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日あけて与えてください。
たくさん与えると土が乾かず、根腐れをおこすことがあります。
病気と害虫
カラテアは、ハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。
定期的に葉水をおこなうと害虫がつくのを抑えられるので、葉の表と裏の両方におこなってください。
注意ポイント
カラテアは比較的丈夫で育てやすい品種ですが、強い日光は苦手とするので注意しましょう。
室内であればレースカーテン越しの窓際、室外であれば明るい日陰に置くのがおすすめです。
また、寒さには弱いため冬場は室内の暖房の風などが直接あたらない場所に置いてください。
水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、与えすぎは根腐れの原因になるので注意しましょう。
特に、冬場は休眠期で水をあまり吸わなくなるので乾燥気味を保ってください。
季節問わず、葉水はこまめにおこなうようにしましょう。
一般的な価格(販売価格)
カラテアはサイズや品種によって価格が変わりますが、多くは千円~5千円程度で購入できます。
大きいサイズになると1万円を超えるものもあるので、好みの見た目や大きさから選ぶと良いでしょう。
葉の色や模様がまるでアートのように独特なカラテア。
ぜひお気に入りを見つけて育ててみてください。
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