観葉植物 ユーフォルビア・コティニフォリアの特徴と育て方は?
ユーフォルビア・コティニフォリアは、赤紫色の丸みのある葉が特徴的な観葉植物です。
成長が早く、環境が合えば3~4m程度の大きさまで成長するため、シンボルツリーとしても人気があります。
+特徴
ユーフォルビア・コティニフォリアはトウダイグサ科ユーフォルビア属の品種で、中南米を原産地とします。
「チョコリーフ」という可愛らしい名前で販売されていることも多いですが、正式名は「ユーフォルビア・コティニフォリア」です。
丸みを帯びた赤紫色の美しい葉と、鮮やかな赤い葉脈の色合いから、和名には「血葉木(ケツヨウボク)」という名前が付けられています。
ユーフォルビア・コティニフォリアは成長が早く、環境が合えば3~4m程度の大きさにまで成長するのが特徴です。
春頃には可愛らしい黄白色の花を咲かせるので、葉だけでなく花も楽しめます。
霜が降り始める頃にはすべての葉を落葉させるため、枯れてしまったと心配になる方も多いですが、春頃にはまた葉を付け始めるため問題ありません。
ただ、寒さには弱いため、冬場の管理には注意が必要です。
また、チョコリーフという可愛らしい名前に反して、茎から出る白い樹液には毒性があります。
手入れの際は触らないように気を付けてください。
とくに、小さいお子様やペットのいるご家庭では置き場所に注意しましょう。
+育て方
一年を通して、風通しの良い明るい場所で管理しましょう。
日照不足になると葉色が悪くなってしまうため、日当たりの良い場所で育ててください。
・春
風通しが良く、明るい場所で育てます。
室内・室外問わず、しっかりと日光があたる場所を選んでください。
水やりは表土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度にたっぷりと与えます。
水やり後は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
肥料は、緩効性肥料を置肥するのがおすすめです
与えることで、より色艶のきれいな葉になります。
・夏
風通しが良く、明るい場所で育てます。
直射日光にあてても葉焼けを起こさないので、しっかりと日光をあてましょう。
ただし、春に室内で管理していた鉢をいきなり室外に出すと、株への負担が大きくなるため注意しましょう。
置き場所を変える場合は、徐々に慣らすようにしてください。
夏場も土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
とくに、夏場は暑さで土が乾きやすいため、こまめに状態を確認しましょう。
日中の暑い時間帯に与えると鉢内が蒸れてしまうので、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えてください。
・秋
風通しが良く、明るい場所で育てます。
冬が近づくにつれて気温が下がってくると休眠期に入るため、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。
春と同様、緩効性肥料を置肥すると良いでしょう。
・冬
風通しが良く明るい場所で育てます。
寒さには弱いため、気温が10度を下回るようであれば室内で管理しましょう。
室内で管理する際は、暖房などの風が直接あたらない明るい場所に置くようにしてください。
休眠期にあたるので水やりは控えめに、土が乾いてから数日開けて与えましょう。
たくさん与えると土が乾きづらくなるので、様子を見ながらにしてください。
水を控えめにすることで、耐寒性を上げられます。
肥料は必要ありません。
出典:https://item.rakuten.co.jp/interiorplants/
+病気と害虫
ユーフォルビア・コティニフォリアは、害虫の心配はあまりありません。
しかし、カタツムリやナメクジなどの食害を受ける可能性があります。
発見したらすぐに取り除くようにしましょう。
+注意ポイント
ユーフォルビア・コティニフォリアは明るい場所を好むため、一年を通して日光がしっかりとあたる場所で育てましょう。
日照不足になると、葉色が悪くなったり、株自体が弱くなる可能性があります。
また、寒さに弱いため、冬場の管理に注意が必要です。
温暖な地域であれば地植えも可能ですが、季節ごとに置き場所を変えられるよう、鉢植えで育てる方が良いでしょう。
寒さが厳しい地域では、不織布などで株を覆うマルチングを行いながら越冬させるのがおすすめです。
樹液には毒性があるので、手入れの際は手袋をするなど、十分注意してください。
とくに、小さいお子様やペットがいるご家庭は、手の届かない場所に置くようにしましょう。
+一般的な価格(販売価格)
ユーフォルビア・コティニフォリアはサイズによって価格が大きく変わり、ポット苗程度の小さいサイズであれば1,000円以下で購入可能です。
大きい株になると5,000~1万円を超えることも珍しくないため、置き場所などから好みの株を選ぶと良いでしょう。
鮮やかな赤紫色の葉が美しいユーフォルビア・コティニフォリア。
成長も早く比較的育てやすい植物なので、インテリアグリーンとしてぜひ育ててみてください。
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