観葉植物 パキラの特徴と育て方は?

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観葉植物 パキラの特徴と育て方は?

パキラは、観葉植物の代表といっていいほど人気があり、園芸店やホームセンターだけでなく雑貨店や100円ショップなどでも販売されています。
丈夫で育てやすいことから、初心者の方にもおすすめの品種です。

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特徴

パキラはアオイ科パキラ属の品種で、ブラジルの高温多湿な地域が原産地です。
しっかりと太めの幹にボート型の葉が特徴的で、日本では流通しているものは大きくても1m程度の大きさですが現地では10~20mと高木になるものもあります。
大きく育つと実を付けることがあり、かつては食用として用いられていたことから「カイエンナッツ」という別名をもちます。
また、風水で金運や仕事運を高める植物とされており、「発財樹=money tree」とよばれることもあります。

パキラには20種類を超える品種があり、日本で多く流通しているのは「パキラ・グラブラ」「パキラ・アクアティカ」です。
見た目も10cm程度の小さなものから1mを超えるもの、幹が三つ編みで編まれたものなどさまざまで、置き場所や好みで選ぶことができます。
パキラは、種から育てた実生株(みしょうかぶ)とよばれる株のみ、6~7月頃に白か赤の花を咲かせます。日本で流通しているのは実生株と挿し木で育てた株なので、花を咲かせたいと思う方は実生株を選ばないといけません。

実生株は、幹の下の方が太く上に向かって細くなった「とっくり」のような形になっているものが多いので、選ぶ際は幹部分に注目してみてください。反対に、幹が下から上まで同じ太さのものや三つ編み状のものは挿し木で育てられた株です。

育て方

一年を通して、風通しの良い明るい場所で育てましょう。
日光を好むので日当たりの良い場所を選んでください。
パキラは根があまり張らない性質があり、水を与えすぎると根腐れをおこしてしまうので注意が必要です。

・春
風通しと日当たりの良い場所で育てます。
室内であれば、窓際など日光がしっかり入る場所を選び、週に2~3回室外に出して日光をあてるのも良いでしょう。
土が乾いたら底穴から水が流れ出る程度にたっぷり与えますが、受け皿に水が溜まったままにならないように注意してください。

肥料を与えると成長を早める効果があるので、薄めた液体肥料や置き型の化成肥料を少量与えても良いでしょう。

・夏
風通しと日当たりの良い場所で育てますが、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
室内で育てる場合は、レースカーテンを引いた窓際などのやさしい光があたる場所に置き、冷房の風が直接あたらないようにしましょう。
室外で育てる場合は、葉の状態を見ながら適度に遮光できる場所に置き雨水があたらないようにしてください。
夏場の水やりは暑さで鉢内が蒸れないように、夕方以降の暑さが落ち着いた時間帯に与えましょう。

・秋
春と同様に、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
夏の強い日差しが落ち着いてきたら、日光をしっかりとあててあげましょう。
冬が近づくにつれて気温が下がると休眠期に入るので、状態をみながら水やりの回数を徐々に減らしてください。

・冬
冬場も、風通しと日当たりの良い場所で育てますが、5度以下になると枯れてしまうので室内で管理してください。
室内の明るい場所に置き、暖房などの風が直接あたらないようにしましょう。
水やりはたくさん与えると土が乾きづらくなるので、月1回土の表面が湿る程度にし、日中の寒さがましな時間帯に少量与えてください。

病気と害虫

パキラはハダニアブラムシカイガラムシなどの害虫がつくことがあります。
発見したらピンセットなどですぐに駆除するようにしましょう。また、数が多い場合は市販の殺虫剤を使用するのもおすすめです。

乾燥すると害虫がつきやすくなるので、日ごろから葉の表面を霧吹きなどで湿らせておく葉水をおこなっておくと予防に繋がります。

注意ポイント

パキラは丈夫で育てやすい品種ですが、寒さに弱いので冬場の管理に注意しましょう。
室内・室外どちらでも育てられますが、気温が5度を下回る場合は室内の暖かい場所に置いてください。

夏は直射日光をあてると葉焼けをおこしてしまうので、適度に遮光しましょう。

水やりは根腐れをおこさないように、土が中まで乾燥しているか確認してから与え、葉水を定期的におこなうのがおすすめです。

一般的な価格(販売価格)

パキラは卓上に置けるような小さいサイズであれば、100円~1000円程度で購入可能です。
大きさによって価格が変わり、1mを超えるような大きいものは数万円するものもあります。

まずは手軽に始めたいという方は、100円ショップなどで購入するのがおすすめです。

風水でも用いられる縁起の良いパキラ。
ぜひ、日々の生活に取り入れてみてください。

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